IPAは6月1日、大人の学びパターン・ランゲージ(略称まなパタ)を公開した。
同機構によると、2018年度から継続的に実施しているスキル変革等に関する調査から、大人になってから学んでいない人々が多いという結果が判明したという。
そこで、大人が学ぶためにはどのように取り組めばよいか「考えるヒント」をパターン・ランゲージとして、30のパターンで整理、公開したとのこと。
パターン・ランゲージとは良い実践の秘訣を共有するための方法で、成功している事例やその道の熟練者に共通して見られる「パターン」を抽出し、抽象化を経て言語(ランゲージ)化したもの。
この「まなパタ」は、学び続けている実践者たちへのインタビューを通し、その考え方や工夫、課題を整理し、抽象化することによって制作しているとのことだ。
活用例としては個人の学びの改善ツールのほか、組織においては育成担当者としてのヒント、あるいは題材としての使用が想定されているが、同機構は使用者の自由な発想で活用することを推奨している。
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