サイバーセキュリティ企業であるS&JとRubrikは、Rubrikのゼロトラストに基づくデータ保護ソリューション「Rubrik Security Cloud」における販売代理店契約を締結したことを発表した。
両社は今回の戦略的パートナーシップにより、利用者のビジネス継続に不可欠なデータセキュリティの啓もう推進と、Rubrik製品の導入サポートを強化していくとしている。
昨今のサイバー犯罪では、組織全体に大損害をもたらすためにバックアップデータを意図的に狙うランサムウェア攻撃の被害が甚大となっている。そのため、あらゆる業種の企業がサイバー犯罪のリスクに晒されている中、データセキュリティとサイバーレジリエンスに向けた取り組みが不可欠となっている。
今回、販売代理店契約をしたRubrikのデータセキュリティソリューション「Rubrik Security Cloud」は、データレジリエンスとデータオブサーバビリティ(可観測性)、データの復元を可能にするサービスだ。
Rubrikは、SOC(Security Operation Center) 分野で日本に実績のあるS&Jとともに、専門的なリソースとデータセキュリティソリューションを利用者へ提供することが可能になるとしている。
今回の発表に当たり、両社のコメントは以下の通り。
Rubrik Japan カントリーマネージャー 石井晃一氏
「サイバー攻撃数の急増と高度化により、いかなる企業がサイバー犯罪の影響に晒される可能性があります。Rubrik Security Cloudは、オンプレミス、クラウド、SaaSのワークロードを問わず、お客様のビジネスの安全性を確保するためにお客様のセキュリティ強化を支援します。Rubrikのデータセキュリティプラットフォームによりお客様は、データを保護と迅速な復旧が可能となり、日々進化するサイバー犯罪に打ち勝つことができます。この度、高度なサイバーセキュリティ分析を専門とするS&Jとの戦略的パートナーシップを結ぶことで、組織のデータセキュリティを高めるため、両社で一丸となって取り組んでまいります」
S&J代表取締役社長 三輪信雄氏
「近年のサイバー攻撃は、企業等の情報を暗号化し金銭を要求する「ランサムウェア攻撃」や、中堅・中小企業を踏み台にし、取引先や関連企業の大企業に不正アクセスを行う「サプライチェーン攻撃」など、組織にとって深刻な情勢が続いています。弊社は、Active Directory監視やインシデントレスポンスにより、お客様のインシデント対応をご支援してまいりました。ランサムウェア対策においては、これらに加えてデータのバックアップソリューションとデータレジリエンス戦略の確立が重要であると考えており、Rubrik社とのパートナーシップにより、お客様に安心・安全をお届けするソリューションとなれば幸いです」