JERAとマイクロソフトは、発電所の運用効率向上と環境負荷低減を実現するクラウドソリューションの開発および提供に向けた戦略的なパートナーシップを締結した。

同パートナーシップにより両社は、生成AI、Azure Digital Twinsなどのマイクロソフトが有するデジタルテクノロジーと、JERAが有するユーザーテクノロジーや発電所の運営ノウハウを活用した新たなO&M(Operation&Maintenance)ソリューションを共同開発するとしている。性能向上や高効率発電所の停止時間削減による発電所の運用効率向上と、CO2削減を通じて環境負荷低減を目指すとのことだ。また、開発したプロトタイプをJERA姉崎火力発電所に適用して効果を実証するとともに、国内外の顧客に提供可能なソリューションとして開発していくという。
両社は今後、JERAのデジタル発電所(Digital Power Plant)を実現するソリューションパッケージをさらに拡張するとしている。
【関連記事】
・東京大学とマイクロソフト、AI研究・GX・D&Iの推進へ向けて基本合意書を締結
・キンドリルとマイクロソフト、エンタープライズグレードのジェネレーティブAI導入に向け共同推進へ
・マイクロソフトとMetaが「Llama 2」を発表、パートナーシップ拡大でAIの責任ある利用を推進