ISIDは、企業単体の財務会計からグループ経営管理に至るまでをサポートするシステムフレームワーク「Premium」により、企業のグループ経営を支えるソリューションを提供している。「Premium」は、スピーディな導入とトータルソリューションを実現するためのコンセプトと「Oracle E-Business Suite」「STRAVIS」「Hyperion」などのパッケージ群、製品間インターフェースなどから構成されている。
今回提供を開始したIFRS対応コンサルティングでは、グループ経営ソリューション分野における豊富な実績とノウハウを活かし、国際会計に精通したコンサルタントにより、システム構築を前提とした実効性の高いアウトプットを提供。具体的には、各企業におけるIFRS適用影響度を現状調査に基づいて把握し、IFRS対応プロジェクトの全体計画を作成。IFRS対応に必要となるシステム要件を考慮したアウトプット作成により、効率的なプロジェクト推進を支援する。
一方の 「STRAVIS」は、2003年7月の販売開始以来、上場企業を中心に約350企業グループで採用されている連結会計パッケージソフトウェア。
2009年8月にリリースされたVer3.4では、設定により2010年度に対応が必要とされるコンバージェンス項目への対応が可能だったが、2010年2月にリリース予定のVer4.0では、資本連結や過年度遡及などの機能を標準装備することで、より簡単なコンバージェンス対応が可能となった。
Ver.4.0以降の計画としては、2010年度内にリリース予定のコンバージェンス機能強化版で、日本基準とIFRSとで大きく異なる財務諸表の表示に対応し、両基準での連結財務諸表を作成、出力できる機能を提供する。また2011年度内にはアドプション版の開発を計画しており、IFRSの早期適用を目指す企業のニーズにも応えていくという。