Autodesk(オートデスク)は、以下3つの業界特化型クラウドにおける新たなエージェント型AIをプレビュー公開した。
- Autodesk Forma:建築・エンジニアリング・建設向け
- Autodesk Fusion:設計・製造向け
- Autodesk Flow:メディア&エンターテインメント向け
これらの新機能は、「Autodesk Assistant」の次世代版を形づくるものだとし、Autodeskのエージェント型AI体験を単一のツール内にとどめず、製品、プロジェクト、チームを横断して拡張するとのこと。また、つながったプロジェクトデータを活用することで、ユーザーからの質問だけでなく、その背景にあるプロジェクトの状況まで理解するとしている。
次世代版では、ユーザー自身がどのAutodesk製品やAI機能を使うべきか判断する必要はなく、実現したいことを起点として、関連する情報や機能を提示。最終的な判断やコントロールは引き続きユーザーが担うとのことだ。2027年には、単独でも利用できる形での提供も予定しているという。
次世代Autodesk Assistantが実現すること
次世代Autodesk Assistantは、以下3つの重点領域を中心に設計されているとのことだ。
1. 複数のプロジェクトから、優先して対応すべきことを把握
Autodesk Assistantの搭載機能「Personal Pulse」が、複数のプロジェクトを横断して、優先して対応すべき課題やインサイトを提示。また、「Assistant Spaces」が、チームとAIエージェントが特定の課題に集中し、調査やコラボレーションを行いながら、その課題が後工程に及ぼす影響を把握するための環境を提供するという。
2. 必要な機能を活用し、ワークフローを横断してアクションにつなげる
Autodesk Assistantは、Autodeskが提供する設計、エンジニアリング、クリエイティブ分野に特化したAIと、シミュレーション、製造、制作に必要な専門的な機能を組み合わせ、自然言語や音声による操作を通じて、ユーザーの意図を信頼性が高く、確認・レビュー可能な成果へとつなげるとしている。
3. 自社やパートナーのAIエージェント・ツールを組み込み、独自のインテリジェンスを活用
「Assistant Builder」の機能を利用することで、ユーザーは自社のAIエージェントやツール、パートナーのサービスと、Autodeskのプロジェクトコンテキストを接続できるとのこと。また、Design and Make Marketplaceで提供されるサードパーティ製エージェントへの対応も予定しているという。
この体験の背後では、次世代Autodesk Assistantの基盤となる「Autodesk AI Orchestrator」が、タスクごとに求められる要件に応じてAIモデルを評価。精度、速度、セキュリティ、コストなどを考慮することで、一つのモデルに依存するのではなく、タスクに応じて異なる種類のインテリジェンスを活用できるようにするとのことだ。
これにより、AutodeskのDesign and Make Platformと業界別クラウドを横断して、AIによる推論を具体的なアクションへつなげるという。プロジェクトインテリジェンスと特化型AI、専門的な機能を組み合わせることで、ユーザーのアイデアを現実世界の成果へつなげると述べている。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
