NEC九州DCは、災害リスクの低い立地で、大地震でも大きな損傷なく運営継続が可能であり、サーバルームは2次元床免震構造を採用するという。停電時に無給油で72時間給電可能な自家発電設備を有するとともに、1回線が停止しても他の正常な回線から無停電で受電継続が可能なスポットネットワーク受電方式を採用しているという。また、無停電電源装置等、冗長化された電源設備を設置し、セキュリティ面でもICカードや生体認証による厳重な入退出管理を実現する、最新鋭のデータセンターだとしている。
NECは、ネットワーク接続にネットワーク制御技術(OpenFlowをベースとしたプログラマブルフロー)を用い、DC内ネットワークの統合管理を行うことで、万一の障害にも迅速に対応ができるなど、高品質な運用サービスを実現するという。また、NECグループのSEとNECフィールディングのCE(Customer Engineer)が駐在し、連携することによる総合的なサポートを提供するとしている。
NECでは、各地域のパートナーと連携し、地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する「地域データセンター」の整備を進めているという。このたびのNEC九州DCの設置は、こうした取り組みに基づくものであり、民間企業や地方公共団体をはじめとする九州地域の顧客の多様なニーズに対して、よりきめ細やかな対応を実現するという。また、昨今増加している災害時のバックアップ需要などにも対応していく予定だという。
■NEC九州データセンターの概要
http://jpn.nec.com/press/201211/images/1201-01-01.pdf
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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