オーティファイは、次世代の品質保証(QA)マネージドサービスと称する「Autify AI Coworker」の国内提供開始を発表した。
同サービスは、AI技術のスケーラビリティとQAのプロフェッショナルによる品質戦略・ベストプラクティス戦略指揮を融合させた点に特徴があるという。AIエージェントとプロフェッショナルの協創により、ソフトウェア開発の品質保証(QA)の高速化・高精度化を実現し、人手依存のテストプロセスが抱える「スピード」「コスト」「品質」の構造的課題を解決するとのことだ。

Autify AI Coworkerは、AIエージェントによる自律的なテストの設計・実行・保守と、人間が指揮・判断するテスト手法を提供するという。ユーザーがテスト依頼を出すだけで、QAのプロフェッショナルがAIエージェントを駆使してテストを実行・審査し、テスト結果のレポートを届けるとのことだ。人間が「指揮(Whyと価値の定義)」を執り、AIエージェントが「実行(速度と規模の完遂)」を担うそれぞれの強みを生かした役割分担により、スケール可能なQA体制への移行を一気通貫でサポートすると述べている。
「Autify AI Coworker」3つの強みと導入効果
実行力(スピード):テスト実行時間を最大86%短縮
独自のAIエージェントが2~10のタスクを並列実行することで、手動実行に比べてテスト時間を短縮できるという。人間であれば数週間を要するテストも数日で完了でき、Time to Marketの致命的な遅延を回避できるとのことだ。24時間365日のテスト実行が可能で、自動化したテストを定期実行できるとしている。
負荷からの解放(コスト):人的コストを最大49%削減
オーティファイが実施した検証では、状態依存型のUI操作、セキュリティ制約を含むシナリオ、ブラウザ環境に依存した複雑な操作など、従来の自動化ツールでは対応が困難だった領域についても、最大90%をカバーできたとのことだ。加えて、手動テストでは全行程に人が拘束されるのに対し、人間が費やす時間は結果のレビューのみになるという。その結果、Autify AI Coworkerを活用することで、従来手動テストで1時間かかる作業が、約30分に短縮され、人的コストを半減できるとのことだ。
ベストプラクティスの融合(品質):テスト品質の底上げ
テスト設計プロセスの標準化によって自動化やAIエージェントへの置換を加速させ、個人のスキルやリソースの制約に左右されない再現性の高いQA体制を実現。そこに、Autifyのプロフェッショナルが持つノウハウやベストプラクティスが加わることで、品質を底上げ。ユーザーはそれらの仕組みを継続的に活用することで、知見とユーザーデータが蓄積され、品質向上のサイクルが加速するという。Autify AI Coworkerは、「組織の資産」としての品質基盤を構築するとしている。
「Autify AI Coworker」3つの導入ステップ
- Step1 詳細診断:Autify独自の診断プログラム「品質AXドック」を活用し、テスト工程のどこに時間とコストが発生しているかを特定。現状(As-Is)とあるべき(To-Be)のギャップを可視化する。診断結果は、ヒアリング後最短1週間で提供される
- Step2 導入:現行の手動テスト手順について自動化範囲と移行スケジュールを明確化し、導入完了までオーティファイが伴走
- Step3 本格稼働・最適化:テストの戦略立案から実行・レポートまでを一括して実施できる体制を構築。ユーザはレポートを確認し、リリースの最終判断を下すだけ
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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