新製品の主な特徴は次のとおり。
■オールフラッシュ「HP 3PAR StoreServ 7450」
「HP 3PAR StoreServ 7450」には、「HP 3PAR Thin Deduplicationソフトウェア」(10月提供予定)および「HP 3PAR Thin Clonesソフトウェア」(10月提供予定)を含む新しい圧縮技術が提供されるという。ゼロブロック重複排除機能を備えたシンプロビジョニングによる効果にこの技術を追加することで、使用可能な容量要件が75%以上削減できるとしている。
「HP Thin Deduplicationソフトウェア」には、特許取得済みの革新的なExpress Indexingが含まれる。これにより企業は、物理的な容量を最大460TBまで、使用可能な容量は1.3PT(ペタバイト)超まで拡張して、各種アプリケーション用にオールフラッシュアレイを導入できるという。
■「HP 3PAR StoreServ 1.92TB cMLCドライブ」
新たに提供される「HP 3PAR StoreServ 1.92TB cMLCドライブ」(10月発売予定)は、HP 3PAR圧縮技術と併用することで、使用可能なストレージのコストをパフォーマンス重視の回転ディスクドライブを使用したシステムと同等レベルに低減するという。
特許取得済みの「HP Adaptive Sparing技術」を使用し、SSDサプライヤーとのコラボレーションにより、通常はメディアサプライヤーが確保しているオーバープロビジョニング容量を減らし、ドライブあたり使用可能な容量を最大20%増加するという。
■連携型バックアップ機能の追加
「HP StoreOnce Backupファミリ」では、連携型バックアップストア機能である「HP StoreOnce Federated Catalyst」が追加された。
この新機能により、「HP StoreOnce Backup」は管理のオーバーヘッドを75%削減し、また、各バックアップアプライアンスに対してバックアップジョブの物理的なマッピングをなくすことで容量を4倍に拡張。
■ 「HP StoreEver ESL G3 テープライブラリ」の強化
「HP StoreEver ESL G3 テープライブラリ」の強化により、企業は単一のライブラリで最大268TB/時、合計75PBのデータをアーカイブ保存可能。「HP StoreEver ポートフォリオ」に新たに追加された機能には、「Data Verificationソフトウェア」や「High Availability Control Path 」および「Data Path Failover」 があり、中断なく継続的かつ確実にデータを保護することができる。
■データ保護エコシステム「HP AllianceOne Data Agile Partner Program」
パートナーエコシステムである「HP AllianceOne Data Agile Partner Program」も発表された。これにより、ソフトウェア認定やソリューション促進のための一貫したフレームワークが確立され、企業はビジネスの成長に合ったBURAソリューションの識別が可能になるという。
【関連リンク】
「HP 3PAR StoreServ」のWebページ
「HP StoreOnce」のWebページ
「HP StoreEver ESL G3」のWebページ