デルは、医療向けのITソリューションを提供する取り組みとして、Dell Wyse独自開発のシンクライアントOS搭載のシンクライアントやゼロクライアント端末、VDIの導入を推進しているという。
今回、ソフトウェア開発会社やSI事業者、セキュリティソフトウェア会社との連携を強化することにより、医療業界が抱える情報システムの安全管理やセキュリティなどのIT課題、さらに地域毎の医療ニーズに応えていくとしている。
Dell Wyseのシンクライアントやゼロクライアントとのシームレスな統合を実現するデルのソリューションポートフォリオには、高信頼性サーバ「Dell PowerEdge」や優れた拡張性を提供する次世代ストレージ「Dell Compellent」、さまざまなネットワークの用途に応える「Dell Networking」スイッチ製品などがあり、医療分野向けのVDI環境に最適なソリューションだとしている。
今回の連携パートナーの1社であるアステックは、制御系システムのソフトウェア開発やアプリケーションソフトウェアの開発、システムインテグレーションのコンサルティング業務を実施する。
また、Wyseシンクライアントと連携する認証ソリューション、SECUREMATRIX(セキュアマトリクス)を提供するシー・エス・イーは、ワンタイムパスワード(OTP)などの認証ソフトにおいて、Dell Wyseシンクライアントと互換性・実績があるという。
さらに、医療系VDI全体におけるSIサービスの提供という点に関して、今回の連携に関わるパルソフトウェアサービスは、情報システムの企画・立案からプログラムの開発、必要なハードウェア・ソフトウェアの選定・導入、完成したシステムの保守管理のアウトソーシングにも対応しているという。
今後は、4社が強みとするそれぞれの分野における一層の連携を図ることで、トータルソリューションとしての完成度を高め、大学病院などを含む医療機関に対するVDIソリューションの普及や促進を図っていくとしている。
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