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落としても安心? 自動消去機能つきUSBメモリ――富士通

  2009/04/21 13:30

17日、富士通研究所とFujitsu Laboratories of Americaは、一定時間でデータが自動消去されるUSBメモリと、特定サーバーにしかデータのコピーができないUSBメモリ技術をあわせて発表した。WinnyやShareによる情報漏えい対策、機密データの持ち運びや紛失・盗難といったリスクを軽減するセキュアな記憶媒体への応用などが期待される。

 富士通研究所とFujitsu Laboratories of Americaは、17日、情報流出対策、企業コンプライアンスに応用可能なセキュアなUSBメモリと関連技術を開発したと発表した。このUSBメモリは、一定時間が過ぎたり、PCから取り外されたりすると自動的にデータを消去する機能を搭載している。また、特定のサーバー以外へのデータのコピーを禁止するファイル・リダイレクト技術もあわせて開発した。

 このセキュアなUSBメモリなら、万が一紛失や盗難にあってもデータを抜き取られるリスクを軽減することが可能だ。VPNやシンクライアントによるリモートオフィスでなく、通常の自宅PCで会社のデータを使った作業をする場合にも応用が可能としている。WinnyやShareによる情報流出は、自宅に持ち帰った個人情報データなどが個人のPCにコピーされて発生することが多いが、PCのハードディスクにコピーができなければそういった被害を抑えられる。

 原理は、サーバーやクライアント側にソフトウェアや機能を実装するのではなく、USBメモリ内にバッテリーとCPUを搭載し、内部のソフトウェアがコピープロテクトや、自動消去の条件、スケジュールなどをプログラムで制御する。消去の条件は、時間的なスケジュールだけでなく許可されていないPCに接続された場合なども含め、特定の操作に連動して、細かくポリシー設定ができるようになっている。

 現在のところは試作品の段階で、富士通では社内での検証を続けて製品化を進めるとしている。

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  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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