三菱UFJ信託銀行株式会社が未上場企業における経営管理業務のDX推進を加速するため、クラウド経営管理ツールを提供するベンチャー企業、株式会社FUNDINNO(以下、ファンディーノ)と資本業務提携契約を締結した。
三菱UFJ信託銀行は、株主総会運営サポート等の株主名簿管理業務をはじめ、株主との対話支援、ガバナンス関連支援などの提案を通じて、株式に関する総合的な支援を行ってきている。同行としては、信託銀行としての証券代行業務の部門、上場企業の株主名簿管理を行う部門との提携となる。
ファンディーノはこれまで、スタートアップ向けにクラウド型の経営管理ツール「FUNDOOR(ファンドア)」を提供し、経営管理業務のDXを推進するスタートアップ企業。FUNDOORは、事業計画や資本政策など、資金調達に必要な流れや書類作成を支援する、未上場企業向けのサービス。専門知識が豊富でなくても将来を予測した精緻な事業計画が作成でき、株主とのコミュニケーションも行える。今回、株主総会に必要となる招集通知から委任状、議事録までを自動で作成する機能を追加することで業務の効率化と省力化を実現し、未上場企業で働く社員の貴重なリソースを本来注力すべき業務にアサインすることを後押しする。
三菱UFJ信託銀行としては、ノウハウを、ベンチャー企業にも届け、ベンチャー企業の成長支援を行うという目的もあるという。