日本オラクルは、東洋大学が、財務会計システムを「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning（ERP）」に刷新すると発表した。対象業務は、財務会計、購買・経費、固定資産管理という。
東洋大学では、2037年に創立150周年を迎えるの見据えて、今後あるべき総合学園のビジョンを策定している。このビジョンを全学的に浸透させる上で、データに基づく経営判断や財務運営を可能にする財務会計システムが必要だったという。従来はスクラッチで開発したシステムを利用していたが、運用・保守にかかる負担を軽減し、持続可能で柔軟性の高いシステムへの移行を目指し、「Oracle Cloud ERP」を採用。大学特有の周辺システムともAPIを通じて疎結合で連携が可能であり、将来的な拡張にも対応できる点を評価したとしている。
東洋大学では、教職員がより生産的な業務に集中できる環境を整えるため、コストやカスタマイズを最小限に抑えたシステム移行を目指し、Fit to Standardアプローチによる導入を進めているという。新しいシステムは2026年度中の稼働を予定している。
なお同プロジェクトは、ADX Consultingが導入を支援しているとした。
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EnterpriseZine編集部（エンタープライズジン ヘンシュウブ）
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