ERPに関する記事とニュース
-
2020/11/13
フォスター電機がSAP ERPをGCP上へ――2025年の崖に備える
創業70年を超える音響機器大手のフォスター電機は、ERP(統合基幹業務システム)を米グーグルのクラウドサービスGoogle Cloud Platform(GCP)へ載せ替えた。2020年5月から運用を始め、GCP上で欧州SAPのERPを運用する国内初の事例となった。プロジェクトではスピードを優先し、アプリケーションの大きな改修はせずに4ヶ月という短期間で移行を完了させた。迫る2025年の崖に向けてIT部門の余力を確保するためだ。移行を共におこなったのは、BeeX。クラウドの恩恵で運用負荷を1日...
-
2020/10/13
中堅企業のクラウド型ERP市場に本格参入するマネーフォワード。「淡路島シフト」のパソナグループで導入。
マネーフォワードは、『マネーフォワード クラウド』の中堅企業向けサービスを拡充し、バックオフィス業務をクラウドで完結できる『マネーフォワード クラウドERP』の提供を開始した。従来の外資系エンタープライズERPや国内のパッケージ型のERPがひしめく中、クラウド型ERPで中堅企業の市場を開拓していく狙いだ。
-
2020/01/22
自社のSAPシステムをDX Readyにするために(第1回)
既存システムにSAP ERPを導入しているSAPユーザ企業のIT部門が直面する課題が、「SAPの2025年問題」と呼ばれる保守期限切れ問題。これまでも本コーナーで概要を紹介してきたが、今回からその移行のための実践的な方法を解説する。BeeXの広木 太氏の連載の第一回。
-
2019/12/26
2025年の崖と日本企業のDXをめぐって
2019年11月19日に開催された「data tech 2019」にて、「2025年の崖と日本企業のDXをめぐって~DXガイドライン・基幹システム移行・リフト&シフト」と題したパネルディスカッションが行われた。SAP ERPのサポート期限の問題とDXを推進していくためのプラットフォームは無縁ではない。いかに進めていけばいいかについて、DB Onlineのチーフキューレーター谷川氏の司会のもと、ERPコンサルタントの鍋野氏、トラスコ中山取締役でジャパンSAPユーザーグループ会長の数見氏が...
-
2019/12/17
2021年に会計ルールが大激変!新収益認識基準への備えを急げ──KPMGコンサルティングに訊く
2021年4月から売上計上に関する考え方が大きく変わろうとしている。背景にあるのは企業会計基準委員会(ASBJ)が2018年3月に公開した「収益認識に関する会計基準(以降、収益認識基準)」である。上場企業の中には、新基準を適用することで売上高が減少して見えるほどの影響力があるが、その認知は概して低い。IT部門や営業部門へも大きな影響を及ぼす新しい会計基準について、公認会計士の資格を持つKPMGコンサルティングの二人に解説してもらった。
-
2019/09/17
2025年までにSAP ERPをまずはクラウドにリフトして、企業のIT環境をDXレディにする
連載企画。今回はERPコンサルタント鍋野敬一郎氏、BeeXの広木 太氏の意見を踏まえてERPのモダナイズとレガシーからのリフト&ソフトの実践上の要点について述べていこう。
-
2019/06/27
SAP移行を経営層に説得するための「リフト&シフト戦略」徹底理解
2025年のSAP ERPの保守切れよって対応を迫られるSAPの移行は、「本社移転にも匹敵する大事業」となると鍋野氏は言う。その必要性をいかに経営層に説得するか。そのための「リフト&シフト戦略」の考え方、人材がどのように逼迫し、どのような実行ステップが必要になるかについて解説してもらった。(編集部)
-
2019/06/21
経産省のDXレポートの警告「既存システムでは生き残れない」は本当か?
連載の第三回目。今回からはITのコンサルタントでERP専門家の鍋野敬一郎氏の寄稿をお届けする。昨年発表された経済産業省の「DXレポート」は、霞が関から出たレポートにしては異例の、危機感に満ちた内容でIT業界に衝撃を与えた。この経産省のビジョンと、SAPのERPシステムの保守切れ問題との関係は何か。今回は、「老朽化したシステムが競争力を低下させる」という警告の意味を掘り下げる。
-
2019/06/10
2025年SAPサポート切れは、企業DXのマイルストーン──既存環境のリフトから始めよ
連載「2025年の崖をどう超えるか」の第二回。2025年のSAPの保守切れは日本の企業のITにとって課題であるが、同時にデジタルトランスフォーメーション(DX)のマイルストーンにもなる。ERPに詳しいITコンサルタントの鍋野敬一郎氏へのインタビューを元にした谷川耕一氏の論稿の後編をお届けする(編集部)。
-
2019/05/31
2025年の崖とSAPの2025年問題に企業はどう対処すれば良いのか
連載「2025年の崖をどう超えるか」の第一回。2025年のSAPの保守切れは多くの企業のIT部門にとって重要な転換点となる。ERPなど企業IT移行に詳しい鍋野敬一郎氏へのインタビューを踏まえた谷川耕一氏の論稿の前編をお届けする(編集部)。
-
-
2018/11/26
ERPベンダーからサービスベンダーへ―日本テラデータ、日本オラクルで執行役員を務めた飯尾光國氏がインフォアジャパンの社長に就任
クラウドのビジネスでここ最近順調に市場が拡大しているのが、SaaSの領域だろう。Salesforceが先頭を切り、Oracle、MicrosoftなどがSaaSビジネスを拡大している。国産ではfreeeなども元気だ。ERPベンダーのインフォアも、アプリケーションをクラウドで提供するビジネスが伸びている。インフォアのクラウドのビジネスは、当初はAWSの上でシングルテナントで提供するものから始まり、2018年からがマルチテナント型のSaaSも提供するようになった。同社のクラウドのビジネスは、グロー...
-
2018/04/27
NetSuiteはOracleと統合しても独立性を保ちつつ順調にビジネスが拡大中―SuiteWorld 2018開幕
2016年11月にOracleに買収されたクラウドERPベンダーのNetSuite。そのNetSuiteの年次カンファレンスイベント「SuiteWorld 2018」が、米国ラスベガスで開幕した。昨年は買収してから日も浅い中での開催、まだまだOracleカラーに染まっているとは言えなかった。今年は1年半ほどの時間が経過し、Oracleの中の1つの独立したビジネスユニットとしての位置づけも確立した上での戦略発表の場となった。
-
2018/02/13
我々はデジタル化の渦の中で、もう溺れそうになっている――情報システム部門の存在意義、デジタル化に向けて立ちはだかる壁
あらゆる業界、業種においてデジタル化は避けては通れない局面に突入している。企業が最適な顧客体験を提供し続けるためには、デジタルへの対応は必須だ。その実現に向けて、企業の情報システム部門も変化を迫られるが、デジタル化には複数の壁が立ちはだかる。「NTT DATA Innovation Conference 2018」において、ジャパンSAPユーザーグループ会長で日本航空株式会社 常勤監査役の鈴鹿靖史氏等がパネルに登壇し、情報システム部門の現状や課題、デジタル化に向けてあるべき姿を議論した。
-
-
2017/07/04
企業はそれなりの可用性SLAでもERPをクラウドでうまく運用することを考え始めた
これまではクラウド環境で動かすのはSoE、System of Engagementの領域だった。それがここ最近は、SoR、System of Recordの仕組みも動かすようになってきている。この動きは、各クラウドベンダーのERPアプリケーションへの対応状況を見ても分かる。
-
2017/05/10
「企業規模別に明確な棲み分けを」―創業者に訊いた、Oracleとの統合後のNetSuiteのこれから
NetSuiteは、Oracleの中のグローバル・ビジネスユニットとして独立性を保った形でビジネスを続けることになった。そのNetSuite グローバル・ビジネスユニットの責任者であるジム・マッギーバー氏と、NetSuite社の創業者であり、NetSuiteグローバル・ビジネスユニットでは開発部門の責任者を務めるエバン・ゴールドバーグ氏に、Oracleとの統合後のNetSuiteについて話を訊いた。
-
2017/04/26
Oracleのグローバル・ビジネスユニットとして生まれ変わったNetSuiteはどこへ向かうのか?
昨年Oracleに買収されたクラウドERPベンダー「NetSuite」の年次カンファレンスイベント「Suite World 2017」が開幕した。NetSuiteのロゴも「ORACLE + NETSUITE」となっており、買収後初となった今回のイベントのタイトルは「NEXT STARTS NOW」と、新たなNetSuiteの始まりを示すものとなっている。NetSuiteは、財務会計などのERP、顧客管理のCRM、さらにはEコマースなどの業務アプリケーション機能を、単一のクラウドサービスである「...
-
-
2017/01/30
製品の設計思想を理解し、試用に手間を惜しまない!導入に失敗しないための"正しい試用"の進め方とは?
前回の記事では、ERPを試用することにより、ユーザー企業自身がFIT&GAPをする事の意義について解説しました。最終回となる今回は、実際の試用の進め方について紹介します。