奈良市役所は、市民や観光客からの問い合わせ対応における利便性向上を目的に、生成AIを活用したチャットボットの試験運用を「奈良市公式ホームページ」上で8月7日から開始した。
同チャットボットは、AIが奈良市公式ホームページなど指定した範囲の情報を読み取り、質問に対する類似度の高い情報を選び、生成AIが回答文章を組み立てて回答するもの。今回の試験運用では、センキョが提供する「GOV AI」を採用。ChatGPTを搭載したGOV AIに、奈良市の情報を学習させた生成AIチャットボットを利用するという。
従来のチャットボットでは、職員が「よくある質問」などのシナリオ(回答パターン)を作成する手間がかかっていたが、今回のGOV AIでは、生成AIに奈良市公式ホームページの最新情報を学習させて自動で回答を生成するため、職員の負担が軽減されるとのことだ。
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- 開始日時:8月7日 午後1時
- 利用方法:奈良市公式ホームページのロボットのアイコンから起動
- 対応できる時間帯:24時間365日(メンテナンス時を除く)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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