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Qlik Cloud上で新たな機能が利用可能に 連動する複数変数への対応や予測要因の可視化など

 Qlikは、「Qlik Predict」における「Multivariate Time Series(MVTS)」の一般提供開始を発表した。

 これにより、GPUによる高速処理と説明可能な予測分析が「Qlik Cloud」の基盤に統合されるという。企業が実世界の要因をモデル化し、得られたインサイトに即座に対応できるよう支援するとのことだ。

 また同社は、MVTSに続き、2025年12月に「Write Table」を一般提供開始予定だとしている。Write Tableを使用することで、AIが生成した予測をもとに、Qlik上から離れることなく業務データのテーブルを更新したり、後続のアクションを自動でトリガーしたりすることが可能になるという。

 たとえば、価格、プロモーション、天候、供給制約などは相互に影響し合うため、単一変数のツールでは対応しきれないが、Qlik Predictは、これらの相互関係を文脈の中でモデル化することで、業績が変化した理由や次に取るべきアクションを明らかにできるとのことだ。また、Write Tableと組み合わせることで、アナリストはAIによる予測をもとに、注文や人員配置、価格設定などを同じフロー内で直接更新し、統制された変更として反映できるとしている。

新機能のポイント
  • 多変量に対応した設計:複数の相互依存する要因を時間軸で考慮したモデルを構築・比較できるため、状況が変化しても予測の精度が維持される
  • 予測の理由を最初から可視化:各要因の寄与度が明確に示される透明性の高い説明により、ステークホルダーの理解と承認を迅速化
  • ノーコードかつ統制された環境:Qlik Cloud上のQlik Predict内で提供されるため、分析チームは迅速に作業でき、IT部門は統制を維持できる
  • 予測・説明・実行
    予測:需要、コスト、キャパシティに実際に影響を与える要因の関係性をモデル化する。シナリオを並べて比較し、予測期間や季節変動を調整したうえで、各意思決定に最適なモデルを選択できる
    説明:すべての予測に影響する主要な要因を明らかにすることで、ビジネスリーダーは結果を理解し、前提条件を検証し、自信を持って次の方針を決定できるようになる
    実行:計画を即座に運用可能にする。アラートや自動化を起動することも、Write Tableを使ってアプリ内で数量や日付、承認を直接更新し、その変更を業務システムに反映させることも可能
  • チームが活用を開始する領域
    ○ 在庫・供給管理:複数要因による需要や納期情報をもとに、SKUや地域ごとの発注量を再調整する
    ○ 人員計画:予測される需要や季節要因に応じて人員配置を最適化し、シフト変更をリアルタイムで反映して、マネージャーや人事部に自動通知する
    ○ 価格設定とプロモーション:天候や競合の動向を考慮してプロモーションカレンダーをテストし、価格や値下げを調整したうえで、価格設定システムに更新を反映する
    ○ サービス運営:マーケティングや製品イベントにともなう問い合わせ量を予測して、それに応じたスケジュールを設定し、WFMツールに計画を反映する
提供状況とパッケージ

 Multivariate Time Seriesは、10月30日より一般提供が開始され、現在Qlik Cloud上で利用可能だという。提供範囲や地域での利用可否は、既存のQlik PredictおよびQlik Cloudのサービス範囲に準じるとのこと。既存のワークスペースでもMVTSを有効化して利用できるとしている。

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