北國銀行は、同社が自社開発するサブシステム「IBPlatform(Integrated Business Platform:統合ビジネス基盤)」において、既存の顧客管理(CRM)機能に加え、新たに「融資稟議・実行(勘定系システム連携)機能」を稼働開始した。あわせて、IBPlatformについて、SaaS型の提供やシステム移行支援コンサルティングの取扱いを進めていくと述べている。
同機能拡充および提供体制の強化により、顧客の課題把握から提案、稟議、実行、事務に至るまでの一連の業務プロセスを統合し、高度で迅速なサービス提供を実現するとしている。
IBPlatformについて
IBPlatformは、CRM、SFA、稟議・決裁、契約、事務処理、コールシステムなど、金融機関における業務を一元管理する統合型ビジネス基盤。導入により、以下の課題解消を図っているとのことだ。
- システム間で分断されていた業務プロセスの統合、二重入力の解消
- 部門横断での顧客情報共有
- データ活用による提案品質向上
新たに稼働した「融資稟議・実行(勘定系連携)機能」
今回実装した新機能により、融資関連業務の効率性と正確性が向上するとしている。
- 稟議作成の効率化:顧客情報・案件情報と自動連携し、稟議書作成に要する作業負荷を削減
- 勘定系システムとのシームレスな連携:当座貸越では、稟議確定後の実行処理が勘定系システムと自動的に連動。伝票オペレーションが不要となり、誤入力リスクを抑制し、処理スピードの向上につながる
- 営業・本部・事務部門の一体運営:案件情報をリアルタイムで共有でき、組織全体での顧客対応力が強化される
データ活用による高度な提案力の実現
IBPlatformは、多様な顧客接点(ハイタッチ/ロータッチ/テックタッチ)から得られる情報をデータベースに蓄積しており、これにより以下の機能が実現しているとのことだ。
- 財務警戒アラート、資金トレース、口座入出金アラートなどのレコメンド
- 生成AI・機械学習モデルを活用した高度分析
- BIツールによる可視化レポート(日次更新)

今後の展望
同社のビジネスを支える統合ビジネス基盤として、今後も継続的な機能拡張を図っていくとしている。
- 生成AIを活用した営業支援機能
- 業務プロセス高度化に資する機能開発
- 経営判断を支援する分析機能の向上
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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