5月23日に東京・品川にて行われた開発者向けのイベント「Microsoft Developer Forum」にて講演したバルマーCEO。1年半ぶりの、しかも震災後は初となる来日だったからか、サービス精神が旺盛すぎて、Windows Phone 7の次期バージョンの新機能についてつい口をすべらせそうになる(MSの中の人は相当驚いたはず……)場面もあったが、おなじみの「Developer, Developer, Developer!」も含め、力強く熱いメッセージを会場に詰めかけた500人の開発者に残していった。
本レポートではそのWindows Phone情報も含めて、バルマーCEOが行った基調講演の中で気になったトピックをいくつか紹介してみたい。
震災の被害に心からお悔やみを
「日本はMicrosoftにとって米国に次ぐ世界第2の市場。すばらしいパートナーシップを築いてこれたことにあらためて感謝したい」
―基調講演の冒頭では、まず日本法人が今年2月、無事に25周年を迎えたことについて、日本市場と顧客に感謝の意をあらわした。
つづけて、3月に起こった東日本大震災について、
「被害に遭われた方々に心からお悔やみ申し上げる。Microsoftとしても最大限の支援を行っていきたい」と復興への支援を約束。
日本マイクロソフトはすでにいくつもの復興支援活動を実施しているが、CEOのコミットにより、さらに積極的なサポートが実現することが確実になった。