Windows Phone 7と"Mango"、そしてWindows8・・・?!
昨年11月に、米国などで発売されたWindows Phone 7だが、日本市場では残念ながらまだ提供されていない。
「日本市場において、どのキャリアがオペレートするか、どのメーカーから端末を発売することになるかも含めて近いうちに発表できる」ということなので、期待したいところだ。うまくいけば年末には店頭でWindows Phone 7を見ることができるかもしれない。iPhoneともAndroidともまったく異なるUIがはたしてどこまで日本のユーザに受け入れられるのか、非常に興味深い。

実はこの翌日、ニューヨークで行われるイベントで次期Windows Phone「Mango(コードネーム)」に関する詳細な発表が行われることになっていた。すでにそのイベントも終了したのでご存知の向きも多いと思うが、Mangoは今年の後半にリリースされる予定で、開発者向けのツールキットはまもなく提供されるとのことだ。

ここでバルマーCEOはMangoについて、おもわず「500もの新機能が追加される」と発言した。この500という数字はどうもシークレット事項だったらしく、同CEOも言った瞬間に「あ、これってシークレットだったっけ」と気づいたのかどうかはわからないが、「明日大きな発表があるのでこれ以上言えない」と濁してしまった。バルマーCEOでもたまにはミスをすることがあるらしい。
バルマーCEOの発言でもうひとつ気になったのが、次期OSのことを「Windows 8」と呼んだこと。Microsoftはこれまでオフィシャルには次のWindowsのバージョンについてコメントしたことはない。バルマーCEOによればこのWindows 8、2012年には提供されるとのこと。ただ、せめてコードネームだけでも、もう少し違った名前だったらよかったのになあ…という気がしないでもない。
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五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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