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プレイヤーもデバイスも多様になった教育系ベンチャーは“情熱”が際立つ

「EdTech JAPAN Pitch Festival vol.3」イベントレポート


2013年9月14日、デジタルハリウッド大学院駿河台ホールにて「EdTech JAPAN Pitch Festival Vol.3」が開催された。3回目となる本イベントでは、子ども向けから中高生、広く一般向けのサービスまで、幅広い分野のEdTech企業・団体が登壇し、「教育の多様性」をテーマにしたイベントとなった。

EdTech活用の先端をいく小学生も登場

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 イベントはモデレーターのデジタルハリウッド大学大学院専任教授、佐藤昌宏氏の挨拶から始まり、ちょうど1年前の9月に第1回を開催した本イベントだが、これまでの2回イベントに登壇したプレイヤー16団体のうち、10団体が、8億円以上もの投資を受け、昨今のEdTechマーケットはますます盛り上がりを見せているとの解説からスタートした。また、今回のテーマを「教育の多様性」であると説明し、Codecademy(コードアカデミー)でウェブサイトの作り方を学び、カーンアカデミーで毎日、数学を勉強している、東南アジアのインターナショナルスクールに通う日本人の女の子(8歳)とスカイプでインタビューをするなど、EdTech活用の先端事例を紹介し、イベントの開始を盛り上げた。


6名のEdTechプレイヤーによるプレゼン

 本イベントでは、新しい形での教育サービスに取り組むスタートアップ企業や団体の代表6名が、短い時間の中で自分たちの思いや提供するサービスについて語った。

自らの教育体験による課題意識からの挑戦

 今回は、学生や、教育業界とは異なる業界でのビジネス経験者がEdTechに挑戦しているというケースが集まった。

 自らの学校での体験や受験経験を元に新しいサービスの必要性を確信し、ボランティアベースでサービスの立ち上げと運営に邁進しているのが、小原大樹氏(Oops! Study代表)、花房孟胤氏(manavee代表)、住吉 翔太氏(EDUPEDIA代表)だ。

Oops! Study代表:小原大樹氏

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 23歳の大学生である小原氏は、幼少期の自発的な遊びや小学校の頃に出会ったゲーム、浪人生時代に自分なりに勉強のやり方を試行錯誤したことはとても楽しかった一方、小学校以降ずっと、学校教育のありかたに不自由さとつまらなさを感じて苦しんできた。そして2011年の震災を経て、自分が常識という檻に囚われていたということに気づいたときに一念発起し、教育をもっと面白いものにしようという決意で「Oops! Study」立ち上げにいたったという。


manavee代表:花房孟胤氏

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 大学2年生のときに「manavee」を立ち上げた花房氏が目指すのは、家庭の経済的格差や地域格差など、大学受験の結果に影響するさまざまな格差を解消すること。そのため受験生たちに対して無料かつオープンにサービスを提供することにこだわり、そのビジョンに共感した大学生ボランティアや社会人のプロボノの協力を得て運営を続けている。


EDUPEDIA代表:住吉 翔太氏

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 会社勤めをしながら仲間と一緒に「EDUPEDIA」を立ち上げた住吉氏は、何人もの良い先生との出会いがあったという自らの経験から、学校や先生の影響が子どもの人生を大きく左右すると考えている。そこで先生を支援するサービスを提供することで、その先にいる子どもたち、ひいては未来の社会がよくなることを目指しているという。


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多様な背景を持つEdTechプレイヤー:「異業種の視点」と「独自のこだわり」

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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