アレックス氏が来日し、直接指導のワークショップ開催
『ビジネスモデル・ジェネレーション』の公式トレーナーになるためのワークショップ&セミナーが開催される。ビジネスモデル・キャンバスというフレームワークを用い、事業開発やスタートアップ、戦略デザインをおこなう手法を紹介した『ビジネスモデル・ジェネレーション』のトレーナー認定が海外で行なわれており、日本でも始まる動きだ。今回、著者のアレックス・オスターワルダー氏が来日し、公式トレーナーの前提となるマスタークラス取得のためのワークショップが、11月の28ー29日の2日間おこなわれる。公式サイトはこちら
公認トレーナーを前提としたマスタークラス
昨年日本でも発行された『ビジネスモデル・ジェネレーション』(翔泳社刊)は、企業の新規事業開発やスタートアップ企業の方法として、普及してきている。おもに「ビジネスモデル・キャンバス」というビジュアル思考のフレームワークを用い、事業価値提案やコスト、収益構造を定義していく手法である。これまで、定義が様々だったビジネスモデルに対して、共通の記述法を定め、個人やグループでアイデアベースから事業計画まで練り上げていくための強力なツールとして、多くの賛同者を得ている。企業研修やセミナー、勉強会なども盛んだ。
このビジネスモデル・ジェネレーションを推進するための公式トレーナー制度が、海外ではすでに始まっており、日本でも今回、著者のアレックス・オスターワルダー氏が来日し、マスタークラスのためのワークショップを開催することになった。
海外で始動したBMGのトレーナー資格を取得するためには、このマスタークラスを事前に受講する必要がある。日本での今回の開催を逃すと、海外で開催されるマスタークラスを受講しないと、「ビジネスモデル・ジェネレーション」のトレーナーへなるための、「トレーナートレーニング」を受けることが出来なくなる。ワークショップそのものは、高額ではあるが、今後ビジネスモデル・トレーナーを目指す方には、得られるビジネスチャンスなどを勘案すると、メリットの多い機会といえる。
本マスタークラス受講で得られる具体的なメリットとは
今回の2日間のワークショップ&マスタークラスの受講者は以下のメリットが得られる。
・社内トレーナーとして、3日間の公式ファシリテーションが実施できる
企業内でのBMGの研修のトレーナーとして、3日間のファシリテーションの手法を学ぶことが出来る。
・トレーナートレーニングの受験資格が与えられる
本マスタークラスの受講者は、認定トレーナーになるための「トレーナークラス」を受講することが可能になる。
トレーナークラスの認定者には、認定証が発行され、・本家ウェブサイトでの認定トレーナーとしてのお墨付きとして氏名が公表されるなどのメリットがある。今後、BMGのトレーニングをビジネスに取り入れようという人にとっては、「公式」として認定されるメリットは大きいといえるだろう。
2日間のワークショップ&マスタークラスプログラム
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【Day1(11月28日)プログラム:ビジネスモデルを“デザイン”する】
<09:00 − 11:00>
「戦略構築ツールとしてのビジネスモデル思考」
ビジネスモデルを設計するための実用的なアプローチ
- ビジネスモデルの定義と重要性
- ビジネスモデルキャンバスとは
- 大企業におけるビジネスモデルの概念、位置づけとは?
- ビジネスプランの終焉?既存のビジネスモデルの原則を転換する
<11:30 − 12:30>
「ビジネスモデルを生み出す技法 ~
製品イノベーションを越え、新たな顧客セグメントへアプローチする」
- ビジネスモデルを生み出す手順/技法
- ビジネスモデルを競合させる
- 差別化/ブルーオーシャン戦略
- 多数のケースから学ぶ
<13:30 − 15:30>
「ビジネスモデルイノベーションプロセス-デザイン思考を応用する」
- ビジネスモデル-プロトタイピング
- ビジネスモデルイノベーションの起点
- ビジネスモデルイノベーションのテクニック
- ケーススタディへの応用
<16:00 − 17:00>
「ビジネスモデルを提案する/共同作業のためのツール導入」
- ビジネスモデルをどのように説明するか?
- ビジネスモデルのデザインを評価する
- 検証、最適化させるツール:Strategyzer.com
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【Day2(11月29日):プログラムビジネスモデルを”デザイン”する】
<09:00 − 11:00>
「価値提案キャンバス(The Value Proposition Canvas)」
- 顧客セグメントの同定:成すべき仕事/業務、悩み/困惑、要望/夢
- 価値提案マップ:製品/サービス、解決策、価値創造
- 課題:解決策の適合/製品と市場の適合
- ケーススタディへの応用
<11:30 − 12:30>
「組織内でビジネスモデルイノベーション・プロジェクトを促進する」
- 3日間でビジネスモデルイノベーション・ワークショップを開催する
- ビジネスモデルをデザインする環境とは?
- 企業におけるビジネスモデルイノベーションへの挑戦
- 12年間のビジネスモデルイノベーションの実践から学んだこと
<13:30 − 14:00>
「参加者同士による学び/体験のシェアと知識の重層化」
- 参加者同士の学び/体験をシェアする
- 参加者のチャレンジを讃え合い、今後のチャレンジを宣言する
<14:00 − 15:30>
「ビジネスモデルをテストする(1)
要所確認:プロトタイプの収益性をテストする」
- ツールによる検証(Strategyzer.com)
- 市場でテストする:顧客開発モデル
- ビジネスモデルキャンバスと価値提案キャンバスから、仮説を検証する
<16:00 − 17:00>
「ビジネスモデルをテストする(2)リーン-スタートアップとは?」
- 実用上最小限の製品:Minimum Viable Products (MVPs)
- ツールによる検証(テスト/失敗/成功):Strategyzer.com
- 「ビジネスモデル-ジェネレーション」ワークショップ&マスタークラス 2013」
- 会期:2013年11月28-29日 / 会場:木材会館(東京)
- 受講料(2日間):210,000円(税込)
- 主催:Business Model Foundry AG
- 詳細・お申込 http://www.businessmodelgeneration.com/training/book/BMGENTOKYO2013
★本ワークショップに先駆けて一般向けのセミナーも開催
- イベント名:ビズジェネ・カンファレンスBusiness Model Generation 2013
- 日時:11月26日(火)13:00~16:00/受講料:2,100円(税込)
- 会場:東京・六本木(ラフォーレミュージアム六本木)
- お問合せ:株式会社翔泳社 ビズジェネ・カンファレンス 運営事務局
- 申込・詳細 公式サイト