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JAX-RSの様々な機能

  2008/11/05 11:00

 前回は、Jerseyを利用してJAX-RSの基本的な機能について説明しました。今回は、JAX-RSの様々な機能について、さらに深く掘り下げて解説していきます。

 

JAX-RSのテスト用HTTPクライアント

 連載第2回で説明したように、JAX-RSでは、Web上のリソースを「Webリソースクラス」として作成し、JavaEEサーバ(Webコンテナ)にデプロイします。それでは、実際にデプロイしたWebリソースクラスを呼び出し、結果を受け取るテストを行うためには、どうしたらよいでしょうか。

 Webリソースクラスを呼び出すためには、HTTPクライアント機能を持った何らかのアプリケーションが必要です。もちろん、Webブラウザを使ってもある程度のことはできますが、手軽にJSONフォーマットのデータを送信したり、HTTPヘッダに何らかの値をセットしたりするには、Webブラウザは適していません。

 また、一般的なWebブラウザは、DELETEメソッド、PUTメソッド、HEADメソッドについては、サポートしていないものが多いでしょう。

 そこで本連載では、JAX-RSのテストを効率的に行うために、HTTPクライアントツールRESTClientを使用します(※1)。RESTClientはSWINGで開発されたGUIツールで、以下のWebサイトからダウンロード可能です。執筆時点の最新バージョンは、2.1です。

※1 RESTful Webサービスのテスト用のHTTPクライアントツールとしては、その他にFireFoxのプラグインである"Poster"があります。

RESTClientのユーザインタフェース

 それでは、RESTClientの使用方法を簡単に説明しましょう。RESTClientは、実行形式のJARファイルとして提供されますので、以下のようにして起動します。

java -jar \<JARファイルの格納ディレクトリのパス>\restclient-2.1-jar-with-dependencies.jar

 RESTClientは、図1のように直感的に操作することができる分かりやすいユーザインタフェースを持っています。

図1:RESTClientのユーザインタフェース
図1:RESTClientのユーザインタフェース

①プロバイダに送信するHTTPリクエストに関する情報を入力するエリア
②プロバイダのURLを入力するフィールド
③HTTPメソッドの種類を選択するタブ
④HTTPヘッダを追加するタブ
⑤MIMEタイプを指定したり、メッセージボディを入力するタブ
⑥認証(BASIC認証またはDIGEST認証)に必要な情報を入力するタブ
⑦プロバイダから返送されたHTTPレスポンスに関する情報が表示されるエリア
⑧HTTPヘッダが表示されるタブ
⑨メッセージボディが表示されるタブ

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著者プロフィール

  • UFJIS 斉藤賢哉(ユーエフジェーアイエスサイトウケンヤ)

    UFJIS株式会社 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)の100%出資子会社。銀行、信託、証券、カード・信販、リースなど幅広い金融サービス機能を有する総合金融グループであるMUFGグループ各社の総合金融サービスをIT面から支える金融ITのリーディングカンパニー。 斉藤 賢哉 UFJIS株式会社、オープンプラットフォーム部、システムデザイナ。 一橋大学経済学部卒業後、1994年に三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。1997年にシステム部に配属となり、2004年より現部署。これまでに、アーキテクトとして数々の大規模JavaEEプロジェクトに携わる。現在は、JavaEE5ベースの社内フレームワーク開発チームのリーダを務める傍ら、JavaEEサーバ基盤の社内標準化や、社員育成などに従事。著書に、『マスタリングJavaEE5』(翔泳社)がある。

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連載:JAX-RSで実践!JavaでRESTful Webサービス
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