RESTful Webサービスの設計思想に則ったサービスの構築
連載第1回で紹介したように、RESTful Webサービスの設計思想では、サービスを構築する際に『統一インタフェース』のルールを守ることが肝要です。ここでは、データベースにアクセスするWebリソースクラスを作成し、「安全性のルール」や「冪等性のルール」を意識したサービスを構築していきます。
データベースアクセスには、直接JDBCを使うのではなく、JPA(Java Persistence API)を利用します。JPAは、JavaEE5から導入された標準的なO/Rマッピングフレームワークです。JPAの詳細な解説は、本稿では割愛します。
アクセスするテーブルは「従業員テーブル」です。従業員テーブルには、EMPLOYEE_ID(従業員番号)、EMPLOYEE_NAME(従業員名)、DEPARTMENT_NAME(部門名)、MONTHLY_SALARY(月給)という4つのカラムがあります。