福岡ソフトバンクホークスは、法人スポンサー営業における新CRMシステムをSalesforceの「Agentforce Sales(旧Sales Cloud)」で構築した。テラスカイが支援を行った。
新システムによって、営業活動の可視化と即応力が向上。リアルタイムな予実管理に基づく戦略的なアプローチが可能になり、これからの球団経営と売上を支える持続的な成長基盤として確立されているとのことだ。
福岡ソフトバンクホークスは、商材の多種多様化や営業スタイルの進化にあたって、以下のような課題に直面していたという。
- 出稿形態が多数存在する広告や、VIPルームなどが含まれた1千点超のスポンサー向け商材在庫について、表計算ソフトを使った属人的な管理が常態化
- 商品・販売・顧客データが個別に管理され、正確な分析や迅速な意思決定ができず、適切な営業機会の創出が困難
- 旧来のオンプレミスシステムで社外からのアクセスが制限され、柔軟かつ機動力のある営業活動を阻害
同社はこれらの課題を解消し、さらなる売上拡大を実現するため、Salesforce Agentforce Salesへの刷新と、外部システムとの柔軟な連携を軸とした情報の一元管理を決断したと述べている。
システムと開発プロジェクトの特徴
2021年7月にプロジェクトを始動し、以下の指針に基づきシステムを構築したとのことだ。
- 一気通貫のデータ連携:チケット管理などの外部システムと連携させ、露出形態や期間設定が複雑な商材を含む、すべての商材情報をSalesforceに集約。商談から契約、請求・入金確認までをシームレスに接続
- 業務フローの最適化:システム刷新にあわせて、本来あるべき営業・管理体制を追求し、現場の営業スタイルとバックオフィスの業務フローを全面的に再整理・定義

導入効果と今後の展望
2023年2月の本格稼働以降、営業プロセスと予実データが可視化されたことで、滞留案件の早期発見や精緻な着地予測が可能に。迅速な「次の一手」を打てる体制が整い、売上拡大に欠かせない基盤になったとしている。
今後、福岡ソフトバンクホークスでは、AIの活用やUIのさらなる改善を進め、営業活動の高度化を追求する方針だという。テラスカイは引き続き支援していくと述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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