この製品は、さまざまな業種の大企業を中心に、1,200社以上で利用されるシステム「リシテア/就業管理」上の勤怠情報から残業時間、有給休暇取得などのデータを集計し、組織や個人単位で、グラフ化やランキング表示するダッシュボードを提供する。
テレワークやフレックスタイムをはじめ勤務形態の多様化が進む中、企業はこの製品を利用することで、組織や個人の働き方の見える化を実現できるという。管理職は、これにより、組織単位での長時間労働の是正や、生産性の高いチームや社員の把握、チーム内の負荷分散や業務の見直しを行えるようになる。また、社員個人は、自らの働き方を把握し、業務のやり方を工夫するなど、自律的に改善することができるとしている。
「リシテア/HRダッシュボード」の特徴
1. 働き方の状況を見える化し、管理職や社員の自律的な改善を支援
総実労働時間、残業時間、有給休暇の取得などの指標で、組織や社員の働き方の状況をグラフやランキングで見える化するとともに、各KPIの進捗状況や全社・部門・職位別平均との比較結果も表示。また、管理職には、月間残業時間制限の超過見込み者をアラート表示するなど、働き方改革を進めるうえでの問題点を可視化し、先手の行動を促す。
管理職は、これにより、テレワークやフレックスタイムのように勤務体系が多様化する中でも、長時間労働の是正や、生産性の高いチームや社員の把握、チーム内の負荷分散や業務の見直しを行えるようになり、組織のパフォーマンスの最大化を図ることができる。また、社員が自分の働き方を客観的に見ることにより、働き方を変えるきっかけになる。
2. 月末時点の残業時間の予測を表示し、よりきめ細やかな労働時間管理を実現
月の途中において、その月の平日の残業時間の平均から月末時点の残業時間の合計を算出し、管理職のよりきめ細やかな労働時間管理を実現。また、ニーズに合わせ、画面のカスタマイズにも対応。
2018年度中には、「働き方改革関連法」の時間外労働の上限規則(月100時間、年720時間、2~6か月の各平均80時間)に則った運用に対応する機能も提供予定。
3. データの表示範囲を部門、職位ごとにカスタマイズ設定
経営層や人事部門、製造・生産部門、営業部門、スタッフ部門の管理職、社員など、データの表示範囲を部門や職位ごとに設定することができる。全社および部門ごとに必要な情報を俯瞰的に見ることができるため、働き方改革のKPIに合わせて、成果・進捗を確認することができる。