インテル株式会社(東京都千代田区、代表取締役共同社長 吉田和正/ロビー・スウィヌン)が発表した、インテルvProプロセッサー・テクノロジー(開発コード名:Weybridge、以下:vPro)によって、これまでは不可能であったOSまたはハード・ドライブが動作していない PC に対し、遠隔地からの操作による起動や修復が可能になる。また、必要に応じてPCの終了、および安全な起動を行い、消費電力をより削減できる。ITマネージャーにとっては、現場まで直接出向いて行うサポートのコストを削減できることもメリットだ。
vProは、ハードウェアとソフトウェアの集合体。vProを構成するハードウェアには、Core 2 Duoプロセッサー、Q965 Expressチップセット、82566DM ギガビット・ネットワーク・コネクションがある。そして、これらのハードウェアによって提供されるセキュリティーと管理性向上のためのソフトウェア技術が、アクティブ・マネジメント・テクノロジーとバーチャライゼーション・テクノロジーだ。マイクロプロセッサー、チップセット、ネットワーク・コントローラーとこれら2つの最新技術を組み合わせることでvProの全体が構成される。
vProは、ソフトウェア・ベースの攻撃に対する保護機能、および、ウィルスやその他のセキュリティーリスクに対するフィルタリングおよび防御に向けたセキュリティー機能を搭載している。またインテルは、vProの拡張にあたり、システム・ディフェンス・フィルターを強化。これにより、ネットワーク・トラフィック上の多種多様な脅威を識別できる。
「ビジネスユーザー向けデスクトップ PC のセキュリティーは、さらに強固になりました。この次世代インテルvProプロセッサー・テクノロジーは、新たなセキュリティー機能と運用管理機能を追加し、世界の大手 PC メーカーやソフトウェア・ベンダーに幅広くサポートされています」(ロバート B. クルック氏/インテル コーポレーション 副社長 兼 ビジネスクライアント事業部長)
【参考】 ビジネス PC 向けにセキュリティー機能を強化した次世代インテル vProプロセッサー・テクノロジーを発表(プレスリリース)
インテルvProプロセッサー・テクノロジーとは?(特設ページ)