「Oracle DB クラウドマイグレーションサービス」は、IaaSレイヤーだけでなく、Oracle DBのミドルレイヤーも含めたクラウド環境への移行・運用を支援するサービスになる。TISは、Oracle Platinum PartnerおよびAWS Partner Networkのプレミアコンサルティングパートナーに認定されており、このサービスはこの双方の実績・ノウハウを組み合わせ提供するという。
このサービスにより、Oracle DBをクラウドに移行することで、ソフトウェアライセンスのコスト最適化やDBの最新バージョンへのアップグレード、運用負荷軽減や効率化、サーバーリソースの有効活用などのメリットを実現するという。
このサービスは、現行のシステム基盤をTISがアセスメントし、クラウドへ移行する基本方針及び実行計画を策定する。移行では、IaaSの構築/移行に加えてOracleDBの移行やバージョンアップなども一貫して実施する。また、運用サービスではIaaSとDBの統合運用監視も可能だという。
「Oracle DBクラウドマイグレーションサービス」の概要
「Oracle DBクラウドマイグレーションサービス」は、既存システムをアセスメントしクラウド移行の基本方針を策定する「アセスメントサービス」、実際のクラウド環境やDB基盤の構築からDBの移行やバージョンアップ・検証を実施する「クラウド環境移行サービス」、移行後のIaaSレイヤーとDBレイヤーの運用監視などを行う「運用サービス」などで構成されている。各サービスの特徴と内容は次のとおり。
・アセスメントサービス
Oracle DBを利用している現行のシステムをアセスメントし、クラウド環境へ移行するための方針、実行計画を作成。現行DBのリソースを確認し、クラウドのリソースやソフトウェアライセンスのコスト最適化を提案する。また、各機能への影響調査なども行い、何(システム)を、いつ、どのように、いくらでクラウド環境へ移行するのかを検討する。
・クラウド環境移行サービス
実行計画に基づいて、これまでの実績で培ったアセットやツールを活用して安全かつ効率的にOracle DBも含めたクラウド環境への移行を行う。必要に応じDBのバージョンアップも実施する。同時にクラウド環境における運用方法を検討し、IaaSレイヤーとDBを含むミドルレイヤーの運用監視方法についても検討する。
・運用サービス
クラウド環境へ移行した後、IaaSとDBも含めて、統合運用監視・管理を行う。また、TISのITアウトソーシングサービス拠点である「MSCC(Managed Service Control Center)」が提供するサービスを利用することで、24時間365日の体制でシステム監視やリモートオペレーション対応なども可能。
・セキュリティ対策サービス
不正アクセスなどのセキュリティリスクの早期発見のため、クラウド環境へのアクセス監査を行い、セキュリティ・ガバナンスを支援する。