CanonicalとOpen Roboticsは、Ubuntu向けサービスパッケージである「Ubuntu Advantage」の一環として、Robot Operating System(ROS)の「Extended Security Maintenance(ESM)」および企業サポートを提供するパートナーシップを発表した。
ROS ESMは、Ubuntuを使用したロボットおよびロボットアプリケーションに携わるROS開発者に、長期サポート付きの強固なROSシステムを提供するCanonicalのサービス。バックポートを通じてROS環境向けの重要なセキュリティ更新、CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)修正、重要なバグ修正に対応している。
開発者は、CanonicalのESMリポジトリを通じて、使用中のROSおよびUbuntu基本OSディストリビューションに応じた信頼性の高い安定したバイナリファイルを取得でき、提供終了のディストリビューションにも長期サポートバージョンのROにも対応しているという。
ROSサポートはUbuntu Advantageのオプションとして提供されるため、既に重要なセキュリティ更新やCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)修正を利用している場合は、同じ窓口からスピーディーかつ質の高いROS修正ファイルを取得できる。
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