Data in Motionのプラットフォームを提供する米企業のConfluentは、マイクロソフトとの新たな戦略的パートナーシップ契約締結を発表した。両社は、Microsoft Azureでのデータストリーム管理の運用負荷の軽減と、クラウドでのリアルタイムアプリケーション開発の迅速化を目指す。
マイクロソフトのジャドソン・アルソフ氏によれば、両社の関係が強化されることでクラウド上のリアルタイムデータへのアクセスは、より容易になり、先進的アプリケーション開発も、より速やかに行えるようになるとのこと。
既にAzure導入に向けた包括的なマネージドコネクター(Azure Cosmos DB、Azure Synapse Analyticsなど)もリリースされている。
Confluentが有するApache Kafkaの専門知識を駆使して設計されたコネクターを利用することにより、企業は通常、何ヵ月もかかるカスタム統合の構築と維持にかかる時間を短縮可能だという。
さらに、Confluent Cloudでは、Azure MarketplaceのActive Directoryを使ったシングルサインオンで、迅速にアクセスが可能だ。
なお課金はAzureアカウントにまとめられるため、コスト管理もシンプルだという。Confluent on Azureは、Kafkaの利用を開始する最も簡単な方法の一つとして、複雑なオープンソース分散システムの管理負荷軽減につながるとしている。
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