伊藤忠商事とIdeinは、エッジAI技術を活用したリアル空間の行動データ可視化によるAI/IoT市場のエッジ領域の開拓に向けて、12月15日に資本業務提携に合意した。
両社はこれまで、伊藤忠商事グループのファミリーマートと、伊藤忠商事とファミリーマートの合弁会社であるゲート・ワンと共同で、ActcastのAIカメラを活用した顧客行動分析等の開発を共同で推進してきたという。具体的には、伊藤忠商事グループで推進してきた全国34都道府県・合計3,000店のファミリーマートの店内にデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」を設置する事業において、Actcastを搭載したAIカメラを一部採用することによりプライバシーに配慮した広告効果測定の基盤を構築している。
今後、両社がファミリーマート、ゲート・ワンと共同で既に取り組んでいる、AIカメラを活用した顧客行動分析等の開発についてはFamilyMartVisionをモデルに、パッケージサービス化し、スーパーマーケットやドラッグストア等の小売事業者や、小売以外の他業態に展開していく予定だという。
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