伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、英Oxford Quantum Circuits(以下、OQC)と協業し、OQCの量子コンピュータを使用したアルゴリズムの開発および検証を開始した。
同協業は、OQCの8量子ビットの商用量子コンピュータLucyや、今後開始される32量子ビットのサービスTOSHIKOを利用して、CTCが量子アルゴリズムの開発を行うもの。量子コンピューティングの普及や関連アプリケーションの開発を見据えて、計算や処理の高速化に関する検証を進めていくとしている。
既に、量子アルゴリズムの基本要素となる線形代数やエラー訂正に関連した検証を推進。画像識別のための機械学習や、巡回セールスマン問題に代表される組み合わせ最適化などのアルゴリズムについても開発・検証していくとのことだ。
なお、CTCは風力発電における風車配置の最適化についての実用性を検証。量子コンピューティングの活用に向けたサービス「CUVIC for Quantum」も既に提供を開始している。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア