カクヤスは、飲食店向けおよび家庭向け販売サービスの向上、社内業務の効率化を目的として、社内のDXをサポートする「デジタルイノベーションセンター」を新設した。
同センターは、「DX推進グループ」と「データ分析推進グループ」の2つのグループで構成され、配達・販売情報の分析から、施策の検証・実行までを一気通貫で行うもの。各グループの役割は以下のとおり。
- DX推進グループ:同社の現場経験を経た担当者が所属し、店舗、物流、営業など各現場の課題を整理し解決策を導き出す。たとえば、これまで手作業だった空き瓶回収の仕分け作業を画像認識によって効率化するなど、現場担当者だったからこそわかる課題をデータ分析推進グループとともに解決する
- データ分析推進グループ:7名のデータアナリストとグループリーダーで構成され、販売、受発注などのデータに加え、同社がこれまで各配送拠点で収集してきたデータを一元的に分析し、インサイトを導き出す。たとえば、販売や注文といった内部データと天候やイベントなどの外部要因を複合的に分析し、地域ごとのトレンド情報を詳細に導き出すことで、各倉庫の在庫最適化や店舗での欠品の最小化を目指す
【関連記事】
・Amazon、配送拠点を茨城・新潟・三重・長崎・大分・鹿児島に新設 250億円以上の追加投資での一環
・JTB、「PKSHA Chatbot」導入 年内に仕入商品事業部でAI活用を順次拡大予定
・DX優先度は「経営管理・経営データ活用」がトップ 実際に取り組む企業は半数以下──DIGGLE調査