カオナビは2026年10月1日、経営層から現場の一人ひとりまで、日々の意思決定に伴走するAIエージェント「KTi(ケーティ)」(Kaonavi Talent intelligence)をリリースすると発表した。第一弾として「キャリア相談エージェント」と「人材検索エージェント」を2026年10月より順次提供する。現場での活用を起点とし、経営の意思決定支援へと広げていくという。

KTiは、タレントマネジメントシステム「カオナビ」に蓄積された評価・スキル・パルスサーベイなどの情報を横断的に読み解く。答えを提示するだけでなく、対話を重ねて意思決定に寄り添う思考の伴走を特徴とするという。想定する利用場面は、社員一人ひとりのキャリア検討、現場マネージャーによる1on1や評価、人事・事業部門による配置や育成の検討、経営層による意思決定までと幅広い。

データはカオナビに設定された権限の範囲内で参照。そのため、これまで運用してきた権限管理・セキュリティの枠組みのままAIを活用できるとしている。
キャリア相談エージェントは、社員のキャリアの悩みに向き合うエージェント。小さな問いと回答を繰り返しながら、本人がまだ言語化できていないインサイトに迫っていく。人材検索エージェントは、自然言語によるあいまいな条件だけで、該当する人材を横断的に探し出せる機能だ。KTiは今後、支援できる意思決定の領域を段階的に広げていく。
同社はこれまで、経験・評価・スキルといった人材情報を可視化し、誰もがアクセスできる状態をつくるデータの民主化を推進してきた。次の目標として、蓄積したデータとAIを掛け合わせ、誰もがAIの伴走を得ながら意思決定に臨める意思決定の民主化を掲げる。KTiの土台となるのは、個社ごとに異なる実情を映す個社性の強いデータ、常に更新される鮮度の高いデータ、そして4,500社以上の実績によるデータ量である。これにより、その会社ならではの示唆が得られるとしている。
執行役員 CPOの井上英樹氏は「機能を届けて終わりにせず、データを蓄積し、日々の業務に定着させ、AIの真価が発揮される状態までをお客様と共につくる」とコメント。そのためにサポートやコミュニティでの知見共有も含めて支援していく考えだ。


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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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