アトラシアンは、サービスマネジメントソリューション「Service Collection」の新機能を発表した。
同機能は組織のコンテキストを活用し、従来の受動的なチケット処理からAIが先回りするプロアクティブな運用への進化を支援するもの。Atlassian Teamwork Graphと、Atlassian Rovoを中核に据え、プロアクティブな障害検知と自動修復、日常業務ツールとの統合運用、自然言語によるサービスデスクの構築、ハードウェア資産の統合管理といった、AIネイティブなサービス基盤を実現する新機能を提供するとしている。
1. 受動的対応からプロアクティブな解決への転換
- AI Change Risk Assessment:Teamwork Graphからコンテキストを取り込み、技術、運用、コンプライアンス&セキュリティ、および財務などのビジネス影響に関わるリスクをAIがスコアリング。実行可能なリスク軽減策を提示し、変更起因のインシデントを未然に防止する
- Proactive Service Management:Rovoを基盤とし、エンドポイントデバイスの健全性をバックグラウンドで常時監視する。ユーザーが不具合を報告する前にパフォーマンス低下を検知し、自動修復や適切なサービスチームへの自動振り分けを行う
2. 業務の場での運用の完結
SlackやMicrosoft Teams、Claudeなど、普段利用しているチャットツールや生成AIインターフェースから画面を切り替えることなく、Jira Service Managementのガバナンスと権限設定を維持したまま、インシデントの調査やサービスリクエストの解決を実行できる環境を提供する
3. 自然言語による迅速な構築と運用要員の最適化
- Solution Composer:複雑な設定画面を操作することなく、自然言語による指示をRovoに入力するだけで、リクエストタイプ、ワークフロー、SLA、申請ポータルを数分で自動構築する
- Workforce Management:スケジュール管理、リアルタイムの稼働状況、チームのキャパシティ、スキルベースのルーティングを一元化。受信した業務を担当者へ自動的に割り当て、運用体制を最適化する
4. ハードウェア資産管理のネイティブ統合
- 物理アセットとTeamwork Graphの連携:サーバー、PC、周辺機器などのハードウェア情報を、利用する社員・チーム・変更履歴・関連インシデントとネイティブに紐付け
- AIインサイトによる予防保全:保証期限切れやデバイス不足のトレンドをAIが事前に検知し、管理者が業務影響が出る前に自動補充ワークフローを起動できる
- 検出オプション:Atlassian Discoveryに加え、FlexeraやLansweeperが提供する主要検出ツールとの連携をサポート
なお、各機能の提供予定は以下のとおり。
- 一般提供開始:AI Change Risk Assessment/Workforce Management/ハードウェア資産管理(HAM)
- オープンベータ:Solution Composer
- 限定早期アクセス:Proactive Service Management/Slack、Teams、Claudeなどの日常業務ツール連携
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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