セーラム氏はまず、キートレンドとして「コンシューマー化」「コンシューマーのIT化」「モバイル」「ソーシャル」「仮想化」「クラウド」など、最新のキーワードを列挙した上で、「すべてにおいて、人と情報が中心になる」と予測。また、ビジネスとプライベートのデジタルデバイスが融合することで、よりシンプルかつ強固なセキュリティのニーズが高まると主張した。
シマンテックでは、今後の方針として「個人認証セキュリティ」「デバイスセキュリティ」「情報の保護」「コンテクスト(前後関係と関連性)」「クラウド」を5つの柱に関連企業の買収も踏まえ、事業を展開していく構えだ。
この後、富士通との協業についての発表が行われた。
この協業において、富士通では「BackupExecforPRIMERGY」、「BackupExecSuiteforPRIMERGY」の名称で、シマンテックのバックアップ製品「BackupExec」を富士通のPCサーバ「PRIMERGY」に向けて安価なライセンス体系で提供するという。
富士通は、バックアップソフトウェアで世界トップシェアの「BackupExec」を「PRIMERGY」とあわせて提供することで、SMB市場での「PRIMERGY」拡販を目指すとのこと。
このほか、両社では共同で、製品の機能拡張要求の検討や、ベータテスト、バグ修正を行うほか、製品トレーニングや製品ロードマップ、販売戦略、製品活用例の検討なども行う予定だという。