CIO.comは22日、シスコシステムズが新たなクライアント/サーバメッセージングプロトコル「Etch」をオープンソースとして発表することを伝えた。
Etchは、SOAP(Simple Object Access Protocol)など従来のプロトコルよりも負荷が少ないのが特徴。SOAPで毎秒900回の呼び出しを管理する環境でテストをした際、Etchは50,000回メッセージを送信し、15,000の往復通信を処理したと発表している。また、接続がいったん確立されるとサーバからクライアントにメッセージトラフィックを開始する機能と、イベントタイプのメッセージをサポートしているため、通知スタイルのサービスを実装することができる。
なお、Etchの最初のリリースでは、開発言語としてC#とJavaをサポートする。Visual StudioとEclipseに統合される予定で、RubyやPython、Cへも近いうちに対応するという。
べータ版のリリースは7月中旬の予定。
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