データセンター及びビジネスコンピューティングの省エネ化に取り組む世界規模のコンソーシアムであるグリーン・グリッドが、「データ調査委員会」「コミュニケーション委員会」を日本で新たに発足、グリーンIT推進協議会と提携することを発表した。
グリーン・グリッドでは日本のグリーンIT推進協議会との提携を足掛かりに、今後のアジア地域における活動展開の拡大をねらっていくという。
なお、「データ調査委員会」は、国内の会員企業および団体からの情報を収集・分析し、各メンバーへの提言が適切であることをグリーン・グリッドのグローバル組織である技術委員会に報告する。「コミュニケーション委員会」は、技術委員会の十要な帖佐結果を会員企業及び団体のデータセンター・マネージャーなどのIT専門家に提供することで、国内におけるマーケティングやイベント活動を支援する。
グリーン・グリッドの代表であるジョン・タッシーロ氏は「日本におけるデータセンターのエネルギー効率改善に向けた長年にわたる取り組みにこたえたい。日本での委員会発足によってエネルギー効率を継続的に改善しうるための戦略的かつ適切な提言を行う」と語る。
我が国のグリーンITの取り組みは、2007年頃からようやく動き出したばかり。グリーン・グリッドとの提携で日本のエコもグローバルに追いつくことができるか。洞爺湖サミットをひかえた現在、その動向が注目されるところだ。
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日本グリーングリッド
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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