「AppDNA」は、Windows 7や8への移行や、デスクトップの物理から仮想環境への容易な移行を可能にし、アプリケーション管理を簡素化する、新しいソリューションだという。
今回発表した「AppDNA 6.1」は、独自のアルゴリズムを実装し、Windows上で稼働するパッケージアプリケーションやカスタムアプリケーション、Webアプリケーションの使用状況を分析するという。その結果、移行の際に事前の確認が必要となるアプリケーションの互換性、アプリケーションの改修の必要性や改修箇所、改修内容の詳細な情報を提供し、新環境に適用させるためのパッケージ作成といった一連の作業を自動化するとしている。
「AppDNA」は、次のような機能を提供し、Windows 7や8へのシステム刷新、「Citrix XenApp」および「Citrix XenDesktop」による仮想デスクトップ環境の導入に伴う、各種アプリケーションの移行計画、導入、運用管理におけるリソースや時間、リスク、コストを大幅に削減するという。
・問題の分析
分析対象の複数アプリケーションを物理、仮想を含む新しいプラットフォーム上に移行した際、どのような問題が発生するかを分析。
・修正要否の判断
分析結果として、新しい基盤上でも問題なく稼働するものは緑、パッチ適用などの簡単な修正が必要なものは黄、より深い修正の必要性があるものは赤で表示。修正が必要なものは、その修正箇所と修正内容を提供。
・修正の自動化
パッチなど既知の情報については自動で修正を適用し、新しいプラットフォームで利用可能なMSIパッケージの作成までを自動化。
・運用管理の適正化
企業で使われるアプリケーションのポートフォリオマネジメント(パッチおよびサービスパックの適用やアプリケーションの改修など)に求められる情報を提供し、アプリケーションの運用管理を容易に。
■「AppDNA」の詳細
http://www.citrix.co.jp/products/appdna/