「Teradata Active EDW 6700」は、「Teradata Active EDW 6690」および「Teradata Active EDW 6650」の後継機種で、最新プロセッサーの採用による大幅なパフォーマンス向上や、新しいキャビネットデザインによる設置面積の削減を実現したという。また、テラデータが提唱するビッグデータ分析環境「Teradata Unified Data Architecture(Teradata UDA)」のための通信能力を強化しているとしている。
「Teradata Active EDW 6700」は、最新のインテルXeon E5プロセッサーを搭載、ノード間の接続にはMellanox社のInfiniBandを採用し、接続ソフトウェアのTeradata BYNETの最新バージョン5(BYNET V5)との組み合わせで最大2,000の並列処理ノードの接続が可能だという。
また、ストレージにSSDと大容量のHDDの両方を搭載するハイブリッド型の6700Hモデルと、HDDのみを搭載する6700Cモデルが用意されているという。ハイブリッド型ストレージの6700Hは、データ容量あたりのパフォーマンスを重視するユーザーに、また、HDDモデルの6700Cは、ストレージ容量を重視するユーザーに適しているとしている。
キャビネットは、42Uラックキャビネットを採用し、デザインも一新。ノード、ストレージアレイ、仮想化管理サーバー、InfiniBandスイッチなどを同一キャビネットに搭載可能で、設置スペースは前モデルと比べ、最大50%削減できるという。
「Teradata UDA」では、各プラットフォーム間の接続は、高速かつ高信頼のデータ通信を実現するためにInfiniBandに統一しているという。ハイスピードなインターコネクトに接続された、疎結合のストレージ、ネットワークおよび並列処理機能から構成されるファブリック・ベースド・コンピューティングの考え方に基づき、分析要件に応じて異なるプラットフォームを自在に活用できる環境を提供することにより、ビッグデータ時代におけるビジネスアナリティクスの推進を強力に支援するとしている。
■ニュースリリース
http://www.teradata-j.com/press/2013/20130521.html