最新版のEPMには、「Oracle Data Relationship Management」向けに新たな「Data Relationship Governance」モジュールが追加され、ワークフローの設定変更を通じてマスターデータの変更管理や修正を行い、財務関連マスターデータ管理を改善することができるという。
企業戦略、ビジネス計画および実行を連携させた統合アプリケーションの包括的な製品群である「Oracle Hyperion EPM アプリケーション」には、戦略管理、計画/予測、決算/財務報告書の作成に加え、収益性/コスト管理ソリューションが含まれている。
「Oracle Hyperion EPM アプリケーション」は、「Oracle Business Analytics」の一部として機能し、「Oracle Business Analytics」はビジネス・インテリジェンス技術や分析アプリケーションとオラクルの企業向けパフォーマンス管理アプリケーションを統合するという。
「Oracle Business Analytics」は、リアルタイムの洞察を活用してビジネス業績を向上させると同時にITをシンプルにし、リスクを管理可能にする分析重視型の企業文化を創造するための基盤を構築するとしている。
「Oracle Hyperion EPM 11.1.2.3」の主な概要は次のとおり。
・成長のためのビジネス計画
企業の収益性分析をより迅速かつ詳細に実現する「Oracle Hyperion Profitability and Cost Management」の「Oracle Exalytics In-Memory Machine」上での動作が認定され、事前設定による多面的な報告書の作成が可能に。さらに「Oracle Hyperion Planning」のユーザビリティが強化され、生産性の向上とより幅広い範囲への導入が可能に。
・確実な財務報告書の作成
「Oracle Financial Management Analytics」および「Oracle Hyperion Financial Close Management」に新しいコンテンツを追加するとともに使いやすさを向上させ、企業の財務報告書作成機能を強化し、経営幹部にさらに優れた可視性を提供。また、「Oracle Hyperion Tax Provision」によって税務情報と財務報告書を連動させ、企業は正確性と効率性を高めて税務処理の複雑な手続きに対応可能。
・価値の提供の迅速化
「Oracle Hyperion Planning」に新たに追加された詳細なビジネス計画と財務報告書作成機能は導入後すぐに活用でき、「Oracle Hyperion Financial Data Quality Management」および「Oracle Data Relationship Management」のデータ統合とマスターデータ管理機能が強化されたことによって、投資直後からより大きなメリットを得られるようになり、変化によりよく対応可能。
■ニュースリリース
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=2912&NewsAreaId=2