「ER/Studio」は、多くの企業、開発プロジェクトで採用された実績を持つデータモデリングツールで、多様なデータベース、データウェアハウス等のメタデータを可視化、分析、最適化を効率化するという。
「ER/Studio XE3」は、エンバカデロが推進するデータガバナンス戦略のサポートの一環として機能強化されているという。「ER/Studio XE3」は、複数のシステムに点在するデータの結び付きを可視化し、企業内に日々蓄積されていく膨大な量のデータを正確な理解とを可能にするとしている。
「ER/Studio XE3日本語版」の主な機能は次のとおり。
・物理、論理、概念モデル間のエンタープライズモデリングと影響分析のための高度なユニバーサルマッピング機能
・完全なフォワード/リバースエンジニアリングを可能にするカスタムデータ型の作成機能
・Microsoft SQL Server 2012のサポートとビッグデータプラットフォームTeradata、IBM Netezzaの新バージョンならびにEMC Greenplumをサポート
・動作環境としてMicrosoft Windows 8をサポート
・ユーザーインターフェイスの改善、新しい検索エンジンの搭載により新しくなったER/Portal
「ER/Studio」は、18種類以上のデータベースの複数バージョンに対応しており、それぞれのデータベースからスキーマ情報を取得して、データ設計を可視化できるという。設計情報は、データベース固有の物理図と、データベース実装に依存しない論理図を複数持つことができ、異なるデータベースへの移行や、プラットフォームを超えたデータ設計の共通化に用いることが可能。
「ER/Studio」は、Teradata、IBM Netezza、EMC Greenplumに対応しており、ビッグデータにおけるメタデータ管理も最適化できるという。主要なビッグデータプラットフォームのデータ設計を効率的に管理するとともに、データの抽出や変換のルールも可視化できるという。
「ER/Studio」には、フル機能を搭載し、マルチプラットフォームデータベースをサポートした「XE3」のほかに、単一データベースまたは複数データベースをサポートしたデータモデリング専用ツール「Data Architect」が用意されている。「XE3」と「Data Architect」の違いは次のとおり。
・ER/Studio XE3:プロセスモデリングからデータモデリング、アプリケーションモデリングまでをカバー。マルチプラットフォームデータベースをサポート。
(価格:960,000円~)
・ER/Studio Data Architect:データモデリングをサポート。接続できるデータベースの種類に応じて、単一プラットフォーム版とマルチプラットフォーム版を用意。
(価格:180,000円~)