今回、発表されたデータ保護製品と機能強化の概要は次のとおり。
1. 「EMC Data Protection Suite」
今回発表した次の製品群をまとめたもの。柔軟なライセンスモデルを採用し、多様なデータ保護要件に合わせた最適な組み合わせで個々の製品を利用可能。
・「Avamar 7.1」
「Data Domain」との統合により、すべてのワークロードを「Data Domain」でサポートし、バックアップ環境の統合、災害対策のためのレプリケーション、データセンターの効率性向上を実現。
・「NetWorker 8.2」
プライマリストレージとの高度な統合と、NAS環境でのスナップショット管理のサポート強化により対応製品を拡大(「Isilon」「VNX」、NetAppアレイに対応)。
・「Data Protection Advisor 6.1 SP1」
新アーキテクチャにより、小規模レベルからエンタープライズやサービスプロバイダ環境、そしてREST APIへの拡張を実現。
2. 保護ストレージの新機能
・「Data Domain Boost for Enterprise Applications」により、Oracle、SAPソリューション、SAP HANAプラットフォーム、IBM DB2、Microsoft SQL Serverのアプリケーション管理者自身によるバックアップ/リカバリが可能。
・「Data Domain Boost」のバックアップソフトウェア エコシステム拡充として、新しくHP Data Protectorをサポート。
・新しいセキュアなマルチテナント機能により、大規模エンタープライズ環境やサービスプロバイダ向けに、プライベートまたはパブリッククラウドの「Data Protection as-a-Service」環境における効果的な保護ストレージプラットフォームとして、「Data Domain」を提供。
・アーカイブ機能の強化によって10億ファイルのサポートが可能になり、「Data Domain」のより幅広いユースケースをサポート。
・VMwareのNFS Data Storeとしての使用をサポート。これにより、仮想マシンアーカイブのユースケースに対応。
3. VPLEX およびRecoverPointの最新ソフトウェア
「VPLEX」および「RecoverPoint」の最新ソフトウェアのリリースによって、より幅広い環境とマルチサイト環境をサポートする継続的な可用性、モビリティ、ディザスタリカバリ機能を提供。
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