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NEC、高速処理を実現するビッグデータ分析基盤をクラウドサービス型で提供

  2016/09/01 14:40

 NECは、大規模データを蓄積・管理するデータウェアハウス(DWH)システムを、クラウドサービス(PaaS)型で「ビッグデータ分析基盤Data Platform for Analyticsサービス」として9月1日から販売開始する。提供開始は11月の予定。

 「Data Platform for Analytics」は、大規模データの高速処理やデータベース設計の自動チューニングを実現する垂直統合型のDWHシステム。新サービスは、Data Platform for Analyticsと同等の機能を「NEC Cloud IaaS」上に構築し、クラウドサービス(PaaS)型で提供するもので、1TBという小規模データ容量からの導入が可能だという。

 これにより、従来導入が難しかった中堅・中小規模の企業や、大企業の一部門で、DWH活用が容易になるとしている。

 また、新サービスは、従来のオンプレミス型と同様のソフトウェアを用いることにより、データ容量の増大時には、オンプレミスやハウジング環境に専用サーバを設置してデータ移行や連携を図るなど、柔軟な構成が可能だという。

 新サービスの特徴は次のとおり。

 1. 迅速かつ容易に利用可能なクラウドサービス型でDWH環境を実現

 大規模データの高速分散処理に優れ、データベース設計の自動チューニングが可能な「HPE Vertica」を用いたDWHシステムを「NEC Cloud IaaS」上に構築し、クラウドサービス(PaaS)型で提供。通常2か月を要していたオンプレミス型での導入と比べて短期間での構築が可能で、初期投資も抑制。

 さらに、データ量の増大や処理性能の強化については、「NEC Cloud IaaS」のセルフサービスポータルから仮想サーバ・ストレージなどを追加するだけで、迅速かつ容易に事業環境の変化に対応可能。

 2. スモールスタートや、拡張時の専用サーバ間との容易なデータ移行/連携が可能

 今回、クラウドサービス型で提供するDWHシステムは、1TBという小規模分析データ容量からの導入が可能なため(従来は16TBから)、中堅・中小規模の企業や、大企業の一部門によるDWH活用を容易に実現。また、従来のオンプレミス型の「Data Platform for Analytics」と同様のソフトウェアを用いるため、アーキテクチャの違いを意識することなくデータ移行が可能。

 例えば、まずクラウドサービスによりスモールスタートでDWHシステムの投資対効果を検証し、大規模導入の際にはオンプレミス型で専用サーバを用いた環境へ移行するなどの運用も実現。

 さらに、新サービスを提供するNEC神奈川データセンターは、クラウドとハウジング環境を兼ね備えたハイブリッドデータセンターのため、10TBを超える大規模なDWHが必要になった際には、ハウジング環境に専用サーバを追加し、LAN接続でデータ連携も可能。

 

 なお、NECは新サービスをSASやMicroStrategyといった分析ツールや、データサイエンティストによるデータ分析コンサルティングサービスと組み合わせて、トータルサービスとしても提供。これらにより、例えば、収集したデータを商品の需要予測や設備の予防保全、製造プロセスの改善などに活用することが可能となる。

 さらに、NECはこのサービスの提供開始とともに、これまでの国内販売における日本ヒューレット・パッカード社との協業関係をさらに強化し、顧客に対しての共同販売プロモーションや共同提案体制の構築、また専任技術者育成やCertificationの取得推進を行っていくという。

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  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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