「FAST TRACK」は、AWS上に即時利用できる状態でintra-mart環境を提供するTIS独自のクラウドサービスで、個別最適化された企業内のIT環境を1つに集約し、各業務アプリケーションの全社横断的な運用を可能にするシステム共通基盤になる。
新バージョン「Version2.1」では、「Box」内で管理する文書に対して、ワークフローの進捗状況に紐付けた形で配信・共有が可能になる。また、「OneLogin」との連携では、業務で用いるWebアプリケーションのID/パスワードの管理工数が削減され、よりセキュアなアプリケーション利用が可能になる。
「FAST TRACK」の「Box」と「OneLogin」との連携機能を活用することで、多拠点体制や外部パートナーと文書交換・管理する業務では、メールによる情報共有と比較して、よりセキュアな環境での協調型ワークスタイル基盤の構築が可能になるという。
TISは、クラウド型業務アプリケーション基盤「FAST TRACK」に、次の3つのメニューを追加し、短納期・低コストに協調型ワークスタイル基盤を構築する支援を行う。
1. コンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」連携サービス
「Box」連携オプションでは、「Box」と「FAST TRACK」をAPI連携させ、セキュアな文書交換・共有化を行い、多拠点体制や外部パートナー間でのビジネスのスピードアップを実現。セキュアな環境で情報共有された文書と「intra-mart」を利用したワークフロー連携により、ワークフローの進捗に応じた文書管理が可能になる。
2. クラウドID管理サービス「OneLogin」連携サービス
「OneLogin」連携サービスでは、ディレクトリ連携によるアクセス権の集中管理や、高いセキュリティを保った状態でのクラウドアプリの利用が可能になる。「FAST TRACK」上で構築・運用している業務アプリケーションや「Box」などのクラウドアプリケーション毎にID/パスワードを変える必要がなく、ワンクリックでのサインオンを実現。
3. 業務プロセスの見える化を実現する「事務基盤テンプレート」
「事務基盤テンプレート」は、TISが過去のintra-martベースの開発案件で培ったノウハウを、統合開発環境IM-BIS(Business Integration Suite)ベースのオリジナル部品テンプレート化して提供するサービス。このテンプレートを採用することで、IM-BIS開発の共通性の維持とシステム化の工期短縮・生産性向上を実現。