日立が保有する帳票ソフト「EUR」の資産取得に伴い、ウイングアークは2020年3月をめどに「EUR」を「SVF」のラインナップとして統合を進めていくという。日立は、ウイングアークからOEM提供を受ける形で「EUR」を販売し、加えて「SVF」の技術を踏襲した「Hitachi Report for SVF」の販売およびサポートを提供する。
帳票は、企業のIT基盤の根幹を担う基幹システムに組み込まれ、重要な役割を担っている。ウイングアークは、帳票市場において高い市場シェアを誇る企業として、これまで、クラウドテクノロジーや電子化をはじめとした、新技術への開発投資を積極的に実施してきた。
発表によると、帳票基盤ソリューション「SVF」は、帳票市場において44.9%のシェアを誇り、金融業、製造業、官公庁をはじめとし累積社数21,400社を超える導入実績を有している。帳票ソフト「EUR」は、官公庁、金融業をはじめとした大手企業に高い導入実績を有し、同市場において、17.9%のシェアをもっているという。今回の提携により、これまで両社において培われてきた帳票分野における強みが統合され、顧客の帳票資産を継続的に提供することが可能になるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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