SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

国内ソフトウェア市場、アプリケーション開発/デプロイメント市場が高い成長を示す――IDC発表

 2017年の国内ソフトウェア市場は2兆8,579億1,400万円、前年比成長率が5.8%となった。2018年は、前年比成長率4.6%を見込んでいる。2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.5%、2022年には3兆5,694億9,900万円に達するとIDCでは予測している。3つの大分類市場の実績と予測は以下のとおり。

アプリケーション市場―2017年の前年比成長率6.3%、2017年~2022年は同3.8%

 2017年のアプリケーション市場は前年比成長率が6.3%となった。マーケティングアプリケーションの活用拡大とセールスアプリケーションの中堅中小企業への浸透によってCRMアプリケーションが二桁成長を達成した。

 また、企業の働き方改革の実践により、SaaS型のファイル同期/共有ソフトウェアやチームコラボレーティブアプリケーションなど場所やデバイスを問わずに業務を遂行することを支援するコラボレーティブアプリケーション市場も大きく伸びた。

 2017年~2022年のCAGRは、3.8%とIDCでは予測している。マーケティングや顧客管理において、より一層データ活用が広まり、CRMアプリケーションが引き続き成長する。また、様々な業種においてAI(人工知能)の活用が拡大するに伴い、コグニティブ/AIソフトウェアプラットフォーム市場が急速に拡大するとみている。

アプリケーション開発/デプロイメント市場―ビッグデータへの取り組みで高成長

 2017年のアプリケーション開発/デプロイメント市場は前年比成長率が6.6%となった。企業のビッグデータに対する取り組みが活性化し、構造化データに加えて非構造化データの管理に対する需要が拡大したことで、データ管理ソフトウェア市場が高い成長となった。さらに、データの分析や可視化への需要が増加し、データアナリティクスソフトウェア市場も高い成長となった。

 この成長は今後も継続し、2017年~2022年のCAGRを6.9%とIDCでは予測している。さらに、クラウドサービスの利用拡大に伴い、複数のクラウドサービスやオンプレミスシステムとの連携やプロセスの自動化で必要となるインテグレーション/オーケストレーションミドルウェア市場も高い成長を予測している。

システムインフラストラクチャソフトウェア市場―SDN/SDSソフトウェア導入が成長の要因に

 2017年のシステムインフラストラクチャソフトウェア市場は、前年比成長率が4.8%となった。働き方改革に向けてセキュアなリモートワーク/モバイルワーク環境の構築のために、バーチャルクライアントコンピューティングとモバイルデバイス管理ソフトウェアの導入が増加し、市場の成長を牽引した。

 2017年~2022年のCAGRは、3.9%とIDCでは予測している。今後は、SDN(Software-defined Networks)ソフトウェアとSDS(Software-defined Storage)ソフトウェアの導入が本格化、それに伴いシステム自動化ソフトウェアに対するニーズの高まりが、システムインフラストラクチャソフトウェア市場の成長を促進させる要因になるとみている。

 IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーである入谷光浩氏は、ソフトウェア市場の今後の見通しについて、「企業はデジタルマーケティング、IoT、AI、ブロックチェーン、セキュリティなどデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するためのサービスを顧客に提供していくために、データの活用をさらに拡大させていく。そこでは企業内外の様々なデータを収集し分析するためのデータプラットフォームの構築が不可欠であり、そのニーズの高まりがソフトウェア市場にとっての大きな成長要因にもなる」と述べている。

参考資料:国内ソフトウェア市場予測、2017年~2022年(作成:IDC Japan)

 今回の発表は、IDCが発行したレポート「国内ソフトウェア市場予測 2018年~2022年」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10959 2018/07/09 15:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング