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デジタルマーケティング推進上の課題は「統括する人材の不在」が約2割で最多――ITRがユーザー調査

デジタルマーケティングを推進するうえでの課題

 今回の調査は、従業員数50人以上のマーケティング関連製品の導入に積極的な国内企業、もしくはEコマース・サイトを運営している国内企業で、自社のそれら製品導入に関与する人を対象に調査を行った。

 デジタルマーケティング推進するうえでの課題を確認したところ「会社全体のマーケティングを統合的に見る人(CMOなど)が社内にいない」が18.4%で最も高く、次いで「関係する部署間での連携がうまくできていない」が13.6%となった(図1)。

図1:デジタルマーケティング推進上の最大の課題(単一回答)

推進部門/チームは関連部門などのメンバーから構成された社内専門チームが約4割

 デジタルマーケティングを推進している部門/チームの構成を問うと、「マーケティング部門、IT部門、営業部門などのメンバーから構成された社内の専門部門/チームを設置し推進している」が約4割を占めた(図2)。

 次いで「社内専門部門/チームに外部人材(マーケティングコンサルタントやマーケティングITベンダーなど)も含めたチームで推進している」が14.2%で続いている。社内に専門チームを編成することで人材不足を補ったり、外部から専門家を招き入れたりすることにより、デジタルマーケティングを推進していることが伺える。

図2:デジタルマーケティングを推進している部門/チームの構成(単一回答)

 今回の調査は、インターネット回答で2,772件の有効回答を得た。調査の詳細は、ITRが発行するユーザー調査とベンダー調査を連動した市場調査レポート「ITR Cross View:マーケティング管理市場の実態と展望2018」に詳細を掲載している。レポートには、統合型マーケティング支援、SFA、CMS市場を対象に、企業における導入状況や投資計画、製品・サービスの満足度、選定時の重視要素などを掲載している。

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