エイチ・シー・ネットワークスは、 PCやスマートデバイスなどさまざまな端末のセキュリティチェックを行う「QuOLA@Adapter」を2008年より提供している。今回新たに提供するバージョン5.08では、Windows PCに常駐しセキュリティチェックとアクセス制御を行うプログラムの追加や、WindowsやMac、iOSなど各種OS・ウイルス対策ソフトの新バージョンへの対応を行っている。
これにより、既存ネットワークの構成を変更することなく、内部ネットワークに接続する端末のマルウエア対策や健全性を維持することができるという。アプライアンスでの提供のため、別途サーバーを構築することなく、コスト抑制を実現し、企業の規模にかかわらず導入しやすい製品だとしている。
「QuOLA@Adapter」の特徴
・クライアント常駐プログラムにより、Windows PCのセキュリティ状態をチェックし、ポリシーに合致しないPCがアクセスできるネットワークを制御。利用者をウイルス対策ソフトのパッチ配信サーバーやWSUSなどへ誘導し、PCの健全性が有効になった状態で内部ネットワークへの接続を許可する。
・Windowsおよびその他OS向けには非常駐型プログラムも提供。非常駐プログラムと無線LANなどの認証ネットワークと連携し各種OSのセキュリティチェックとアクセス制御を実現。
・OSやアプリケーションのセキュリティパッチ、ウイルス対策ソフトウエアのパターンファイルなど、各種情報を収集し自動的に適用する「セキュリティ情報配信サービス」を提供。これにより管理者の手間をかけることなく最新情報を用いたポリシー定義が可能。
・シミュレーションモードでは、 端末のセキュリティチェックと結果報告のみ行い、アクセス制御を行わない運用が可能。段階的な導入を行うことができる。