「イッツコム モバイル閉域接続サービス」は、これまでの、公衆回線を経由して構築された仮想的な組織内ネットワークVPN(Virtual Private Network)と異なり、このサービス専用のSIMカードを使用することで、インターネットを経由せずに分離されたネットワーク内で、社内システム及び共有フォルダなどのリソースへアクセスができるセキュアなネットワークサービスだという。
通信アクセス自体がインターネット上にさらされることがないため、企業・法人の拠点間や、外出先でのモバイルパソコン利用時などでセキュリティの高い通信を実現できるほか、M2M、IoTデバイスなどにおけるハッキング防止に有効な通信手段となる。
さらに、インターネットサービス利用については、事業者の社内ネットワーク経由となるため、その事業者の情報セキュリティポリシーに基づいた利用が可能になる。また、モバイルの通信エリアはNTTドコモの通信エリアに準拠し、日本全国から閉域接続サービスが利用できる。
サービス提供開始当初は、イッツコム回線を利用中の事業者、もしくはイッツコム回線との相互接続が可能な事業者を対象としてサービスを提供する。