パナソニックは、大阪ガスおよびDaigasガスアンドパワーソリューションが都市ガス製造プラントで利用する「ローカル5Gシステム」を受注したと発表した。本ネットワークにより、現場業務の高度化や運用・管理コストの削減を目指す。
昨今プラント業界では人材不足により現場作業の省人化や属人化の解消、業務ノウハウの継承や、災害などの有事対応にあたる作業員への迅速な安全管理など、スマートファクトリー化が急務だという。
今回導入する大阪ガス姫路製造所では、現場マルチネットワークサービスの新たなラインアップである「ローカル5Gシステム」を用いて、5Gの特長である超高速大容量に加え、将来の展開として超低遅延・多数同時接続が可能なネットワーク環境を実現。製造所で目指しているスマートファクトリー化をサポートし、現場のDXを加速させていくとしている。
パナソニックは今後も、現場マルチネットワークサービスを通じて、DX推進におけるプラント業界のモデル構築などを行い、顧客の課題解決と新たな価値提供を目指すとのことだ。
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