25日、日立システムアンドサービスは、従業員フロントソリューション「リシテアシリーズ」の就業管理システム「リシテア Job」を2010年4月か施行される改正労働基準法に対応した新バージョンを発表し、7月1日から販売を開始する。新バージョンは、「リシテア Job Ver.02-04」となり、法改正で適用される「時間単位の年次有給休暇の取得」に対応したことやログ監視機能などによるコンプライアンス強化が特徴だ。
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日立システムアンドサービスは、25日、従業員フロントソリューション「リシテアシリーズ」の就業管理システムの新バージョン「リシテア Job Ver.02-04」を発表し、7月1日から販売を開始する。今回のバージョンアップにより「リシテア Job」は、2010年4月から施行される「労働基準法の一部改正法」ですべての企業に適用される「時間単位の年次有給休暇の取得」などに対応し、画面操作ログの取得や監視などコンプライアンス機能も強化された。
法改正のポイントは、ワークライフバランスの改善や多様化する勤務形態への対応ということになるが、そのためには企業側にもより柔軟な勤怠管理が求められるようになる。「リシテア Job」では、有給の付与・取得を時間単位で管理できるようになり、また、規定を超える残業への法定割増賃金率の変更にも対応する。
システムの画面操作については、詳細なログ取得と監視機能によって、不正な操作の抑止、検出、問題解決などが強化され、タイムレコーダーと実際の作業実態とのかい離などの把握も可能となる。企業の内部統制やコンプライアンス強化にもつながる。
なお、「リシテア Job Ver.02-04」は、現状の対応環境であるOracle Database 11gにくわえ、Windows Server 2008にも対応する。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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